履歴書項目の意味を知ろう!筑波大学の履歴書をチェック
こんにちは、常見陽平です。
今回は、大学が出している履歴書にスポットを当ててみたいと思います。
私が就活をしていた90年代半ばは、市販の履歴書でOKという企業が7割くらいでしたかね。
エントリーシート(以下、ES)もだいぶ書いた記憶がありますが、
まだ珍しい存在だったように思います。
現在も、中堅・中小企業を中心に履歴書を活用している企業はありますね。
履歴書をESの練習台として活用している方も多いことでしょう。
大学ごとに違う履歴書
さて、この履歴書ですが、実は大学によってフォーマットが違うことをご存知でしたか?
そう、大学の生協や就職課で売られている履歴書は大学ごとによって違うのです。
特に書く項目は大学により違います。その大学ならではの学生の力が、
最大限に表現できるように考えぬかれています。
(中には、明らかにあまり考えず、無難に作ったものもありますが)
筑波大学の履歴書フォーマット
中でも自由度が高く、合理的だと言われているのが、筑波大学のものです。
現物を入手したので、ご紹介します。
まず、手にした瞬間感じたことですが、シンプルでかっこいいです。
履歴書というと、実にカタイ印象があるものですが、フォントから、罫線から、
実に洗練されている印象があります。
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履歴書項目の意味
項目も非常に絞りこまれています。「帰省先」などの項目はないです。
「電話」も「自宅の電話」と「携帯電話」を分けず、シンプルに「電話」になっています。
学生は電話=携帯電話ですからね。
「性別」の項目も設けていません。
学歴・職歴欄は15行になっています。
これもちゃんと意味があって、編入学や留学などの経験がある方の経歴を書く場合、
15行くらいあれば書ききれるのではないかという配慮からです。
特に注目されるのは、
「専攻分野・研究課題等」「在学中に力を入れたこと」「志望動機」「自己PR」の欄ですね。
この4つの項目は企業の採用担当者が必ず知りたがる項目に厳選されています。
この画像ではつぶれてしまいましたが、2ミリ間隔の罫線が細かく引いてあります。
文字の大きさや行間を自由に調整して書くことができます。
筑波大学には、国際関係や体育など、実に多様な学群があり、
その多様な大学生活を思う存分伝えられるフォーマットになっています。
記入欄も実にゆったりととってあります。
記入内容を考えることで、伝えることが明確になります。
自己分析ツールにも活用できるとのことです。
さらに、左半分を切り離すことも可能なので、プロフィール情報だけの提出も可能です。
さいごに
履歴書のフォーマットにもちゃんと意味があります(あるはずです)。
あなたの大学の履歴書はどんなフォーマットですか?
その意味はなんでしょうか?
キャリアセンターのスタッフに質問してみますかね。