<就活番外編>「ゆとり批判」という後出しジャンケン
こんにちは、常見陽平です。
先日、学生から就職難、ゆとり教育世代批判などで元気をなくしている若者を勇気づけるイベントを開催したいと相談を受けました。
ゆとり批判の論調が支配的ですが、個人的にはこの問題はかなり交通整理して議論しなくてはならないと考えています。
私立の進学校に通っていた学生、激しく塾や予備校に通っていた学生にはゆとり教育の影響はあまりありません。
最近、取材した北大生は山梨の高校に通っていたのですが、
「ゆとりと感じたことは一度もない、厳しい環境でした」
と語っています。
そもそも、当の本人たちは「ゆとり」だと言われても、比較のしようがありません。
究極の後出しジャンケンのように思います。
最近、頼もしいなと思うのは、若者の間で「ゆとり批判」に対して反論する動きが出てきていることです。
打ち合わせをした学生とも、ゆとり世代と言われる人たちに夢と勇気を与えるイベントを企画することになりました。
10月に一橋大学兼松講堂で学生1000人を集めた夢企画を構想中。ご期待ください!