就活生はまず見ない、使えるサイトはこれだ!
2011.11.25 8859Views
皆さん、こんにちは。常見陽平です。
信頼できる情報源を持つということ
突然ですが、皆さんは就活に関する情報をどうやって集めていますか?
新聞、雑誌、本にテレビ、FacebookにTwitter、さらにはみん就や2ちゃんねる、さらにはOB・OG訪問に各種セミナーと様々ですよね。
どれもそれぞれ重要ですし、個人的には新聞を読み比べること、自分にフィットするビジネス雑誌を読むこと、OB・OG訪問などで足で情報を集めることなどが大事だと考えています。
そんなことをずっと言い続けているわけなんですけど、まぁ、毎年就活生をみていると、情報源も行動パターンも画一化するわけです。
気付けば、就職ナビの情報や、企業のホームページに書かれている情報を元に行動するわけです。
あるいは、せいぜい就職関連の掲示板、ネットで検索して上位にくる記事くらいですね。
これだと情報源は一緒になってしまいます。
特に就職ナビや企業のホームページは、企業の都合で作られた情報なので、気付けば企業の思うツボになっているというわけですよ。差も付きません。
別に就活対策ではなく、今後の人生を楽しく生きるためにも、信頼できる、他の人が読まない情報源に接しておくとよいでしょう。
就活生がまず読まない、使えるサイトはこれだ
では、どんなサイトを読めばいいのでしょう?
ヒントとして、客観的な企業情報が手に入るサイト、信頼すべきプロが書いているサイトが参考になることでしょう。
個人的には次のサイトをオススメします。
◆ファイナンス系
Yahoo!ファイナンス
企業の業績に関する情報が手に入るサイトです。
興味のある企業を登録しておくと、その企業に関するニュースをまとめて読むことができます。
一部有料ですが、見出しを読むだけでもかなり参考になるでしょう。
◆新聞社系
日経電子版
なんせ、キーワードによるクリッピング機能が秀逸です。
有料なのですが、実家で日経をとっている場合などは、千数百円払うと利用できます。
電子版限定記事は就活ネタも多いですし、内容も濃いです。
他、朝日新聞も電子版を立ち上げました。
こちらの方は自分は有料会員ではないので、コメントしませんが、同様に機能が充実したサイトだと言えるでしょう。
◆ネットニュース系
ライブドアニュースの経済カテゴリ
ネットニュースは様々なサイトが配信し合っているわけですが、ライブドアニュースは経済系のコアな情報も多く参考になります。
まぁ、一部はブログなども含まれており、玉石混交ですが。
◆人事担当者向けサイト
東洋経済HRオンライン
東洋経済新報社が運営するサイトです。採用系のデータが充実しています。
ジンジュール
労務行政研究所という名前だけ読むとすごくカタそうな団体が運営している、軽いサイトです。
人材関連で起きている最新のトピックスをわかりやすく、かつ深く説明しています。
リクルートワークス研究所
雇用・労働関係の独自のレポートがいっぱい。新卒系以外も充実しています。
マイナビ採用サポネット
マイナビが運営している採用担当者向けのお役立ち情報です。
特に、毎月学生のモニター調査は参考なります。
◆参考になるブログ
やまもといちろうブログ
数ヶ月前まで「切込隊長ブログ」という名前でした。
世の中で起きている問題について、かなり深く、独自の視点で分析しています。
たまに毒舌ですけど、言っていることは真っ当です。
hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
雇用のカリスマ濱口桂一郎先生のブログです。
雇用・労働関係の旬なトピックスについてプロ視点で、わかりやすく説明しています。
他の意見に対する反論も、いちいち書き方が気持ち良いです。
以上です。中には「もう読んでいるよ」というものもあるかも知れませんが。
それぞれ人事担当者も参考にしているサイトです。ぜひ、ご一読を。
まぁ、どの情報も「本当だろうか?」「何を根拠に言っているのか?」「自分はどう思うのか?」という点は意識した方がいいと思いますが。
そうそう、この就活の栞もよろしくお願いします。
おかげ様でアクセス数は上昇中。学生はもちろん、採用担当者や大学関係者も注目するサイトになってきました。
今後ともご愛読、よろしくお願いします。
執筆者プロフィール
常見陽平@yoheitsunemi
評論家北海道札幌市出身。一橋大学商学部卒業。一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了。
リクルート、玩具メーカー、クオリティ・オブ・ライフ(現在:フェロー)を経てフリーに。
雇用・労働、キャリア、若者論などをテーマに執筆、講演に没頭中。
2015年4月 千葉商科大学に新設された国際教養学部の専任講師に就任。
著書多数。