働くイメージがグッと明確になる、営業見学のススメ

2011.10.13  992Views

こんにちは、常見陽平です。




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もっとも身近で、もっとも理解されていない営業という仕事




皆さんは「営業」ってどんな仕事だと思っていますか?
「押しが強そう」
「口が上手い人じゃないと無理」
「体育会っていう感じ」
「数字に追われている感じ」
「いつもペコペコしている感じ」


などの声があります。


大きな誤解ですねぇ。
まぁ、全くの間違いとも言えないですけど。
押しが強いだけで売れたら苦労しません。
口が上手いかどうかよりも、話を聞くのが上手いかどうかがモノを言います。
「体育会」率が高い企業ももちろんありますが、そもそもこの言葉のイメージ自体が曖昧ですよね。
目標はもちろんクリアしていかなければなりませんが、数字を組み立てていくプロセスというのも楽しいものです。
ペコペコしている営業マンもいるにはいますけど、売れる営業担当者ほど堂々としていますねぇ。


意外にも営業の声が商品・サービス作りに活かされているなどの事実を学生は知りません。
また、プロデューサー的に社内外の様々な人を巻き込んで仕事をすすめるのも営業の醍醐味です。
新卒でも中途でも営業の求人は多数なわけですが、意外にみんなが理解していないわけです。


営業を見学してみよう




営業の仕事を理解するために、どうすればいいか?


OB・OG訪問や、営業系のインターンなども有効ですが、こんな方法もあります。
それは営業を見学するということです。


どうすればいいか?これは、主に個人向けの営業が中心なのですが...。
家族が保険を見直す際や、自動車を買い換える際の、商談に同席するのです。
いや、タイミングが合えばという話ですけどね。


もっとも、近い将来に購入を検討する予定があるのならば、とりあえず営業の人に来て頂くというのも手です。
営業はどういうヒアリングをするのか、どんな風に商談を組み立てるのかなどを学ぶことができます。


ちなみに、私は新人時代、先輩によく「ぜひ、いろんな人に営業されてみて学ぶように」と指導されました。
その話を通じて、話を聞くことがいかに大事かを学んだのでした。


営業ではなく、販売の話になってしまいますが...。
デパートなどにショッピングに出かけ、接客の仕方をひたすら観察するのも手です。
やはり、できる人ほど、ヒアリングが上手いですねぇ。


営業見学、トライしてみましょう。








そうそう、お知らせ。10月24日(火)にネクスウェイさんとコラボセミナーに講師として参加します。
テーマは営業です。
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なお、営業をテーマにした受け入れ型インターンシップも募集中です。


ぜひ!


執筆者プロフィール

常見陽平

常見陽平

評論家
北海道札幌市出身。一橋大学商学部卒業。一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了。
リクルート、玩具メーカー、クオリティ・オブ・ライフ(現在:フェロー)を経てフリーに。
雇用・労働、キャリア、若者論などをテーマに執筆、講演に没頭中。
2015年4月 千葉商科大学に新設された国際教養学部の専任講師に就任。
著書多数。