社会に会社に完成品を求めない!学生に新作『「キャリアアップ」のバカヤロー』を読んでもらいたいワケ

2011.4.20  850Views

こんにちは、常見陽平です。




新作がでます!






明日、4月21日(木)、私の最新作『「キャリアアップ」のバカヤロー』(講談社+α新書)が発売されます。


テーマは就活ではありません。
どちらかというと、社会人向けの等身大で愚直なキャリア論です。


雇用不安の中、「このままではいけない!」と思い、
「キャリアアップ」という言葉に踊らされ、自分磨きをしなくては、
転職をしなくてはと勘違いしている人が多数います。


この本では、痛い自分磨き、転職が上手くいかなくなる法則などを明らかにしつつ、
働く20代が大切にしたいことについてヒントを提示しています。


自戒も込めて、


「著者にあこがれるな」
「起業家にあこがれるな」
「元リクルートは優秀か?」
「ビジネス本マニアはなぜ仕事ができないのか?」
「痛いセルフブランディング」


などなど、かなり過激に書いています。


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学生にも読んで欲しいワケ








基本的には社会人向け、しかも若手社員向けの本なのですが、
私は学生にもこの本を読んでもらいたいなと思っています。
それは、就活のその先にある厳しい企業社会についてかなり赤裸々に綴っているからです。
このコラムでも何度も書いてきましたが、就活では企業は基本的に、
よい部分しか見せません。


学生に企業に魅力を感じるポイントを聞いても
「うーん、勘違いしているなぁ...」と思うことがしばしばです。


もちろん、立場上、「その企業には行くな」と言うわけにはいかないのが、
悩ましいところなのですが。
この本では、私が今まで書いてきた就活本よりも赤裸々に、
生々しく、いまどきの日本企業で働き抜く現実と、
そのために必要な心構えと力について具体的に説明しています。


特に、初めて明かす、私の転職漂流記や自分磨き漂流記などは、
「常見にもそんな時代があったのか」ということで参考になるかと思います。
世の中、絵に書いたように上手くいくとは限りません。


一見、美しいサクセスストーリーもかなり演出されていたり、
感動的な部分だけ要約されて伝わっているものです。


内定のその先にある、厳しい社会を生き抜くヒント、
等身大の愚直なキャリア論がここにはあります。


就活は内定がゴールではないとよく言われるわけですが、
その先もずっと活躍するためのヒントを大胆に提示しました。






ぜひ、手にとってください。


大学生協だと1割引きで買えますよ。
感想も、ぜひ!






執筆者プロフィール

常見陽平

常見陽平

評論家
北海道札幌市出身。一橋大学商学部卒業。一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了。
リクルート、玩具メーカー、クオリティ・オブ・ライフ(現在:フェロー)を経てフリーに。
雇用・労働、キャリア、若者論などをテーマに執筆、講演に没頭中。
2015年4月 千葉商科大学に新設された国際教養学部の専任講師に就任。
著書多数。