学内企業説明会を活用しつくす、7つのポイント
2011.1.28 8991Views
こんにちは、常見陽平です。
3年生の1月はテストに就活に大変な時期ですね。
これが終わると、ますます就活は本格化します。
2月は学内企業説明会が頻繁に開催される時期です。これを活用しない手はありません。
ここにやってくる企業の多くは、「その大学から採用してもいい」と思っています。
意外な出会いもあることでしょう。
自分の大学にやってきてくれるので、移動時間なども短縮できます。
ぜひ、これを活用しましょう。
そのためのポイントをまとめてみました。
1.「お目当て企業」は必ず予習する
まずは学内セミナーにやってくる企業の顔ぶれをチェックしましょう。
大学により運営方法は異なりますが、1日に数社の話を聞くことができるようになっていると思います。
中には、合同企業説明会と同じようにブース形式で運用している企業もありますね。
きっと「お目当て企業」が数社はあること思います。
これらの企業は予習して臨みましょう。
理解を深めるためには必ず取り組みたいところです。
2.マナー、身だしなみに気をつけろ!
見られていることを意識してください。
別に選考の場ではありませんが、印象が特によい人と悪い人は記憶に残るものです。
エントリーシート(ES)などを受け取った際に「あぁ、あのときの!」と思い出します。
ここで評価するのはどうかという議論はありますが、実際、見ている企業もあるわけです。
特に聞く態度、身だしなみには気をつけましょう。
これは大学の評判にも関わります。
あまりにも参加態度が悪い場合は、来年からその大学にはやってこなくなることも。
自分も大学の代表の一人だということを意識しましょう。
3.一番前の席を奪い合え!
教室にしろ、ブースにしろ、一番前の席が空いていると人事担当者は気になるものです。
まぁ、あまりに前だとスクリーンが見づらいなどのこともありますが。
できるだけ前に座った方が気持ちも引き締まりますし、話もじっくり聞けます。
オトナの視線にも慣れて緊張しなくなります。
ぜひ、一番前の席に座ることを意識しましょう。
4.必ず質問しろ!
人事担当者は自分が聞きたいことを話してくれるとは限りません。
質問を事前に用意しておき、必ず1問は質問するように心がけたいです。
面接の最後は「何か質問はありませんか?」です。
質問の練習だと思って取り組みましょう。
もちろん、バカ質問は自分の価値を落としますが。
5.興味のない企業の話をふらりと聞きに行くのも大事!
自分のお目当て企業だけ回っていてもだめです。
意外な出会いこそが学内企業説明会の魅力です。
知らない企業を意識的にまわるようにしましょう。
例えば、志望先の企業と同じ業界の企業、取引先となる企業などで探していくと理解が深まります。
内定先となる企業との意外な出会いがあるかもしれませんよ。
6.必ず復習しろ!
知った情報、学んだこと、わからなかったことなど、一度整理しましょう。
復習、大切です。
7.次のアクションを起こせ!
応募しなければ内定は出ません。
話を聞いた企業には、プレエントリーをする、説明会の予約を取る、選考スケジュールを確認するなど、具体的なアクションを起こしましょう。
さいごに
こんなに有意義な機会はありません。
7つのポイントを意識しつつ、ぜひ活用しましょう。
執筆者プロフィール
常見陽平@yoheitsunemi
評論家北海道札幌市出身。一橋大学商学部卒業。一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了。
リクルート、玩具メーカー、クオリティ・オブ・ライフ(現在:フェロー)を経てフリーに。
雇用・労働、キャリア、若者論などをテーマに執筆、講演に没頭中。
2015年4月 千葉商科大学に新設された国際教養学部の専任講師に就任。
著書多数。