エントリーシート(ES)とは何かを今一度考えてみよう

2011.1.11  3143Views

皆さん、こんにちは。常見陽平です。


3年生の2月頃になると、早くもエントリーシート(ES)の季節がやってきます。
そして、この件での相談を受ける機会も増えてくる時期です。

「さて、何を書こう?」
「締め切りが迫ってきた。早く書かなくちゃ...」

焦っている方もいるかと思いますが、ちょっと立ち止まって考えてみましょう。


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エントリーシートで意識したいこと


 
まず、エントリーシートとは何かを考えてみたいところです。

エントリーシートは自分の分身です。
読むのは人事担当者だけでなく、採用活動に関わる社員が読みます。
最終面接では役員や社長が出てくることも。

さらには、内定後の経営陣への採用実績報告、内定者研修の参考資料、配属や異動の参考資料などに使われることも。

実はその企業の社員が眼にし、ずっと使われることを意識しましょう。



エントリーシートの通過基準とは?


 
通過基準は「会いたいと思うかどうか」です。

まぁ、中には書類選考と言いつつ、読まずに選考を進める企業もあるわけですが。

もちろん、ウケ狙いで通るわけではありません。
よく、「エントリーシートは完璧にせず、ツッコミどころを作っておくべきだ」というノウハウが紹介されます。

個人的にはクビをかしげるノウハウです。
いや、これを「漠然とした内容にすればいい」と勘違いしている学生がいるのですよ。
別に長く書けとは言いません。

簡潔ながらも、具体性にはこだわりたいところです。



今後も選考対策ネタは順次アップしていきますので、お楽しみに。


執筆者プロフィール

常見陽平

常見陽平

評論家
北海道札幌市出身。一橋大学商学部卒業。一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了。
リクルート、玩具メーカー、クオリティ・オブ・ライフ(現在:フェロー)を経てフリーに。
雇用・労働、キャリア、若者論などをテーマに執筆、講演に没頭中。
2015年4月 千葉商科大学に新設された国際教養学部の専任講師に就任。
著書多数。