今年こそ変わりたいアナタが新年始めにするべき、5つのこと

2011.1. 6  2664Views

あけましておめでとうございます、常見陽平です。
今年もよろしくお願いします。三が日も終わり、学校が始まった方も多いかと思います。

今年はどんな年にしたいですか?
今回は新年の気持ち良いスタートを切るためのヒント、視点を提供したいと思います。


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1.まず、やりたいことを、変えたいことを書きだしてみよう


 
「変わりたい」

これは人間、誰もが抱く衝動ではないでしょうか?
世の中には変わるための本なども溢れているのですが、なかなか変われないから皆、悩むわけです。

では、皆さん、どう変わりたいですか?
「変わりたい」という衝動があるだけで、不満の想いだけが胸にいっぱいあり、何をどう変えたいか見えなくなっていることもよくあることでしょう。

まずは、今年、「やりたいこと」「変えたいこと」をポスト・イットに書きだしてみましょう。
紙でもいいですよ。本当に、何でもいいです。
思ったことを思ったように書きだすのです。
カッコ悪い、意地汚いなどの感情はいったん度外視して書きましょう。

一度、書きだした上で、今度はそれを具体化したバージョンで書いていきます。
例えば、TOIECのスコアなら何点?という風に数字を入れていきます。

書き終えたら、今度は「重要度」×「緊急度」、または「難易度」×「効果」、「緊急度」×「難易度」などのマトリクスにプロットしていきましょう。この軸の切り方は、皆さんのフィットするものを選んで頂いて結構です。

これで皆さんのやりたい衝動、変わりたい想いが可視化されます。
これを元に取り組み事項を決め、計画を立ててみましょう。



2.やめることを決める


 
「戦略とは何をやって、何をやらないかを決めることである」は戦略論の大家、マイケル・ポーターの名言ですが、これは日々の仕事やプライベートについても当てはまると思います。

何もかもやるのはまったく意味がありません。何をやらないかを決断しましょう。

まぁ、私は以前提唱したように若いうちは「断らない力」が大事だと思っているので、基本、仕事に関しては受けるスタンスなのですが。
ただ、今年から変えたのは、「仕事に関する失礼な依頼」は受けないことですね。
これは、断る、断らない以前の話だと。
頼み方がマナー違反な依頼は受けないことにしました。
逆に言うと、昨年まではそんな依頼を受けて苦しんでいたわけですが。

そして、週に3度以上飲みに行くことはやめることにしました。
いや、楽しかったですし、よい出会いや情報交換の場ではあったのですが、健康的にも金銭的にもよくないなと思いましたので。
家族との時間も増やしたいですし。週末に合計8時間以上仕事をするのもやめました。



3.何かを始めてみる


 
新年は何かを始めるのにぴったりの時期です。
勢いで始めてしまいましょう。私は健康管理のための運動を始めました。厳密には再開ですが。

皆さんは何を始めますか?



4.新年会を開こう


 
いつもの仲間もいいですが、「新年会」という理由なら人と会いやすいので、大学の同期だけではなく、高校時代の友人など、普段接しない人とも交流してみましょう。
思い立ったが吉日。飲みに行きたい人にメールを打ってみましょう。



5.宣言する


 
今年のテーマと、具体的な取り組み事項を仲間や家族に宣言しましょう。
私は今年のテーマと重点課題を明文化し、ブログにアップしました。
明文化すると頭もすっきりしますし、周りに宣言することで、達成しなければという心地良いプレッシャーもかかるものです。



さいごに


 
いかがでしたか?実にシンプルでベーシックなのですが、毎年、変われないのは実はこういうことに取り組み、続けていないからなのです。
大変な時代ですが、文句ばかり言っていても何も生まれません。


こんな時代だからこそ、気持ちよく変身しましょう。


執筆者プロフィール

常見陽平

常見陽平

評論家
北海道札幌市出身。一橋大学商学部卒業。一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了。
リクルート、玩具メーカー、クオリティ・オブ・ライフ(現在:フェロー)を経てフリーに。
雇用・労働、キャリア、若者論などをテーマに執筆、講演に没頭中。
2015年4月 千葉商科大学に新設された国際教養学部の専任講師に就任。
著書多数。