インターンシップの現状とは!?なぜインターンシップやるのかを考えよう

2010.5.20  1698Views

こんにちは、常見陽平です。

3年生の5月6月頃になると、4年生の就活が続いている中、早くも現在の3年生向けの就職ガイダンスが始まっています。

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年々興味高まるインターンシップ


2010年の春、都内のある私大にお邪魔したのですが、500人を超える学生が集結。
大教室に入りきらず、同じ建物にある別の教室へライブ配信をしなければならないほどでした。

就活に関する危機感は年々高まり、就職ガイダンスの参加率は高くなっているようです。
 
この時期は、インターンシップに関する説明会なども多数開催されます。
5月下旬から、就職情報会社による合同説明会も始まります。
こちらも毎年、動員が増えております。

2009年に開催されたリクルート主催のイベントは対前年比約2倍の学生を動員。
約11,000人の学生が集結したとのことです。


「なぜインターンシップをやるのか?」



ただ、採用担当者をしていた頃から気になっていたのですが、会場には「本当にインターンシップをする気があるのか?」という学生も多数います。

「どうしてインターンシップしたいの?」と質問しても、「いや、ただ、やらないとまずいと思って...」という答えがかえってくることも。

就活のことが不安でしょうがないので、取りあえずやってきたという方もいます。
 
気持ちは分かります。
だって、最初は分からないものですから。

ただ、「なぜ、インターンシップをするのか?」は自分なりに考えておいた方がよいです。

というのも、インターンシップのプログラムの内容や目的は各社によってバラバラだからです。
数週間、社員と一緒に仕事体験をさせるもの、学生同士でプロジェクトチームを作り新規事業提案をするもの、営業担当者のカバン持ちをするもの、ビジネススクール形式のものなど、内容は様々です。

ここ数年はワンデーインターンと呼ばれる、1日で行うものもあります。
中には内定に直結するものもあります。
 
仕事体験をしたいのか、
その企業について深く知りたいのか、
就活仲間が欲しいのか、
社会人との接点を持ちたいのか、
一皮むけたいのか、
内定をとりたいのか...。

皆さんなりのインターンシップをやる理由、選ぶポイントを考えてみてください。


執筆者プロフィール

常見陽平

常見陽平

評論家
北海道札幌市出身。一橋大学商学部卒業。一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了。
リクルート、玩具メーカー、クオリティ・オブ・ライフ(現在:フェロー)を経てフリーに。
雇用・労働、キャリア、若者論などをテーマに執筆、講演に没頭中。
2015年4月 千葉商科大学に新設された国際教養学部の専任講師に就任。
著書多数。