質問には温度感がある!?面接官が聞きたいことを伝えるためのポイント
「ちゃんと答えたのに面接官の反応がそっけなかった...」
「あんなに質問の答え用意してきたのになぜ聞かれないのか...」
という悩みをお持ちの方がいます。
もしかしたら、自分の話したいことを、伝えたい温度で話してませんか?
今回は、面接の悩みを解決する「質問の温度感」を把握する方法をお伝えします。
面接の質問には「温度」がある!?
突然ですが、みなさんは面接の質問には「内容」だけでなく、「温度」があることをご存知でしょうか。
分かりやすいように例を挙げてみます。
まずは面接官の方が後から部屋に入ってくる場面を想像してみて下さい。
■シーン1
面接官の方「こんにちは、○○株式会社の~と申します。本日はよろしくお願いします。ではまずは志望動機の方をお話し下さい。」
学生「はい、私は~~」
次に面接の終わりごろを想像してみて下さい。
■シーン2
面接官の方「なるほどー△△さんはそういった方なんですね。では、最後に私たちの会社への志望動機をお願いします。」
150キロの剛速球を投げていませんか?
この2つの質問の違いは何でしょうか。
一言で言うならば、シーン1は「自己紹介程度」であって、シーン2は「思いのたけをぶつける」です。
例えるならば、シーン1が肩慣らしをしている状況であって、シーン2は9回の裏ツーアウト満塁の真剣勝負です。
この違いを意識せずに、シーン1の肩慣らしであるのに「はい!私の志望動機は~です。と言いますのは大学時代の経験から~を学んだからです。
そこで学んだ~で御社の~な面において~な点で貢献できると考えています!」となってしまったり、逆にシーン2の真剣勝負の場であるのに「そうですね。~が好きだからです。」となっていないでしょうか。
いわば肩慣らしに150キロの剛速球を投げて驚かせてしまったり、真剣勝負なのにゆるいボールを投げてしまってがっかりさせていないかということです。
面接は会話のキャッチボールです。
会話の中で相手がどのような温度感で話しているかを察知して、それに合わせて答える必要があります。
相手との温度差がないか、客観的に見て常に気を配ってみてください。
最後に
このように答える「内容」は同じであっても答える「思いの強さ」には明確な違いがあります。
今回は極端な例を挙げたので分かりやすいかと思いますが、緊張していたりすると「面接官が聞きたい内容と思いの強さ」ではなく、「自分が話したい用意してきた内容」を話すことになってしまいます。
みなさんはぜひ肩慣らしも剛速球も投げられる選手として面接の場に向かって下さいね!
(ライター:Souta ブログ『それでも就活にイエスと言う』)