自身の能力の高さが人に伝わりやすくなる話し方の工夫
2016.2.12 980Views
就活をしていると「優秀な学生」という言葉を耳にする機会が非常に多いです。
この「優秀な学生」というのは「能力が高い学生」というだけでは実は不十分なのです。
なぜなら能力が高いことが相手に伝わらなければ「能力が高い学生」と評価してもらえないからです。
従って「優秀な学生」とは、「能力が高い学生」かつ「能力が高いことを相手に伝えることができる学生」となります。
ではどうしたら自身の能力が高いことを相手に伝えられるのでしょうか?
今回は自身の能力が高いことを前提に、自身の能力の高さが人に伝わりやすくなる話し方の工夫をお伝えします。
1.簡潔に話す
人と話すとき、ついつい自分の考えていることを余すことなく伝えようとして、話が長くなってしまいがちです。
話が長いと相手の集中力が持たず、能力の高さが伝わりません。
わからないことがあれば、相手が訊き返してくれるはず、と割り切ると簡潔に話しやすくなり、また言葉のキャッチボールがしやすくなります。
簡潔に話せる人は地頭がいいと見なされやすく、言葉のキャッチボールがしやすい人はコミュニケーション能力が高いと見なされます。
2.一呼吸おいてからしゃべる
何か質問された際、「ええと...」、「あ~」などの言葉で会話を引き延ばしながら返答を考えるのはやめましょう。
一呼吸おくか、「考える時間を頂いていいですか?」と断ってからしゃべるようにしましょう。
話の内容が整理され、能力の高さが伝わりやすくなります。
3.相手の話をよく聞く
相手が求める答えと自身の答えの間にズレが生じてしまっては、どれほど論理的で明瞭な答えを返したとしても意味がありません。
まずはしっかりと相手の話を聞きましょう。
4.知識をただ披露しない、自分の意図や考えを述べる
本やインターネットで得た知識をそのまま話したとしても、それは自身の能力を証明することにはなりません。
なぜその知識を相手に話そうと思ったのか、その知識に触れて自分はどんなことを考えたのかを話すと、相手に自身の能力が伝わります。
さいごに
選考で不合格になったとしても、自分には能力が無いんだと悲観せず、まずは自分の能力がうまく相手に伝わっていないのかもしれないと考えてみましょう。
能力は短期間で改善しませんが、伝え方は短期間で改善できます。
(ライター:こうたろう)