就活が嫌だ!?就職活動をする前に高めておきたいメンタルタフネス能力
2014.6.19 359Views
「就職活動をするなんて考えられない...」
「就職活動って辛いだろうな...」
このように考える人は多いのではないでしょうか。
エントリーシート(ES)や面接で落とされ続けてしまうと精神的に辛くなってしまい、就職活動を辞めてしまう人が非常に多いです。
たかが就活、されど就活。
どうせ就職活動をするのなら楽しくしたいものですよね。
そこで今回、就職活動をする前に身に着けておきたいメンタルタフネス能力をご紹介します。
1.首尾一貫感覚を身につける
メンタルタフネス能力を高めるためには、「首尾一貫感覚」を身につけることが効果的です。
「首尾一貫感覚」とは、「自分の生きている世界は首尾一貫している」という事を指しています。
医療社会学者のA・アントノフスキー博士が提唱した概念です。
ナチスの強制収容所に収監されて生還した人たちの調査を行ったところ、「人は一般的に極めて、過酷な環境にある期間置かると心身ともエネルギーが消耗し健康を保ちづらくなる」と言われています。
しかし、極度のストレスを感じた人たちの中に、心身共に健康な状態を保ち、自分の人生を全うした人たちがいます。
その人たちが持っていた能力は、「処理可能感」「把握可能感」「有意味感」の3つの能力が構成されていたそうです。
「処理可能感」とは、何とかなると感じ考えられる能力です。
例えば「受験勉強でとてもつらい経験をしたから、就職活動も乗り越えられるはず」など客観的に自己認識できる能力です。
「把握可能感」とは自分の置かれている状況をある程度把握できる能力の事です。
「来週にESラッシュが来るな。だから前もってESの準備をしておこう」と先を見通して行動できる能力です。
「有意味感」とは日々の出来事に自分なりの意味づけを出来る能力の事です。
例えば雑用の仕事を任されたときに、ただの雑用の仕事と捉えるのか、目的や意味を感じながら行動できるのかで、大きなメンタルの差が出ます。
この3つの感覚を事前に身に着けておくことで、行動の質も変わります。
また精神的に余裕をもって就職活動が出来るのではないでしょうか。
2.首尾一貫感覚を身につけるためには?
この「首尾一貫感覚」を身につけるためには、人とコミュニケーションを取る事が大切です。
首尾一貫感覚を高めるコミュニケーションを周りの人と取り合う日常生活をおくることで、自分を必要以上に追いつめてしまわず、うまくストレスに対処していけるようになるのです。
自分自身が悩んでいるときは3つの能力を意識しつつ、相手に相談してみるのが効果的に身に着けられます。
また相手が悩んでいたら、3つの能力を意識しつつ相手の話を聴いてみるのも、良いですね。
さいごに
「病は気から」との言葉がある通り、気が辛くなってしまってはどんなに体が元気であろうと日々の生活が充実しません。
自分の気をしっかりと持つことが大切です。
そのためには上記の2つのポイントを抑えるだけでも、就職活動に対しての見方が変わり、活動中の辛さを軽減できるのではないでしょうか。
(ライター:しんや 学生団体「Realize」代表)