グループディスカッション(GD)とはちょっと違う?グループワーク(GW)対策
2014.3.25 43669Views
グループワーク(GW)の選考を控えている方もいるのではないでしょうか。
グループディスカッション(GD)と同じように捉えてふわふわした態度で参加しないように、GWの対策を考えてみましょう!
グループ「ワーク」とはなにか?
グループワーク(GW)とは、選考対象となる学生たちがグループ分けされ、出された題に対してグループで考え、何かを作ったり、結論を出したりするものです。
GWの位置づけは、ES通過後の選考初期段階で行われることが多いようです。
選考の目的はやはり協調性を見ることやネガティブチェックでしょう。
●参考記事:グループディスカッション対策に役立つ7つのポイント
グループワークとグループディスカッションは近いものではありますが、皆で取り組むグループワーク(GW)の中に、皆で議論するグループディスカッション(GD)があるというイメージだと分かりやすいのでは。
グループワークには、話し合いのみのものや、本格的に「ワーク」をするところもあります。
一例を見てみましょう。
●常夏の地で肉まんを売るにはどうしたらよいか?(広告代理店)
...話し合いの後、プレゼン
●大規模マンションの企画(不動産)
...地図と資料を用いて立地、付属施設やキャッチコピーを考え、プレゼン
●ショッピングモール内に新規店舗出店企画(小売)
...ターゲットとテーマの選定、商品の書かれたカードを用い、どれを店舗に置くかを決めた後、プレゼン
●レゴブロックを使ってグループで何か一つの物を作り上げる(アパレル)
...ワーク後に「どの人と働きたいか」と相互評価
では、具体的な対策をみてみましょう。
1.基本的にはグループディスカッション対策と同じでOK
GWもまずは役割分担をして話し合って進めるので、GDと同じ対策をすれば基本的には大丈夫です。
過去の記事もご参考下さい。
●グループディスカッションで出現する「クラッシャー」と付き合う4つのコツ
●グループディスカッションで気をつけたい5つの残念行動
●初対面の人と話すのが苦手な人でも!グループディスカッションを上手く乗り切る3つの方法
それでは、GWならではの注意したい点は何でしょうか。
2.道具を使いこなす
一例でご紹介した通り、実際に手を動かして、地図やブロックなど小道具を使用することがあります。
また、自分のスマホやタブレットで情報収集が可能な場合もあります。
ゲームに近い感覚で取り組めて楽しく感じるかもしれませんが、道具にとらわれ過ぎて、ワークの本質を忘れないようにしてください。
一方、統計資料などワーク達成のヒントが道具に隠されていることも多いので、ここは見逃さないようにしましょう。電卓を用いて計算をすることもあります。
プレゼンの際に、根拠の裏付けとして数的データは積極的に用いることができると説得力が増します。
3.実際の業務への理解も見られている
不動産会社のGWの例のように、実際の業務の模擬体験を行うパターンです。
企業研究をして業務理解を深め、その企業独自の視点を持っていれば、気持にも余裕ができて有利に働くかもしれません。
インターンシップや説明会で経験させてくれる企業もあるので、ぜひ参加したいものです。
4.時間制限に気をつける
GDの制限時間は15~30分前後に対し、GWでは30分以上と制限時間が長いことが多いです。
しかし、やることが沢山あって余裕はあまりないと考えて良いでしょう。
最初に時間の使い方を決めたり、タイムキーパー役以外でも時間を意識したりしましょう。
腕時計は忘れずに。
さいごに
いかがでしたか。
筆者はGDが大の苦手でしたが、GWの通過率は概ね良かったように感じます。
ディスカッションだけではどうしても進行役が目立ちがちですが、ワークだと地味な作業でも評価してもらえるのが、引っ込み思案のタイプには嬉しいものです。
苦手意識をもっている方はとにかく選考を受けて場数を踏むことをおすすめします。だんだんと自分の役割がつかめてきますよ!
(ライター:ゆい)