リーダー経験や役職に就いたことがなくても大丈夫!組織での役割をアピールするための3つのヒント
2014.3. 4 67655Views
「就活になると、サークルの副代表が増える」なんて皮肉がしばしば聞かれます。
自己PRする際に「役職に就いてないといけない」「部長だとバレそう...」と思って、嘘のPRをしてしまう就活生も少なからずいるようです。
今回は、役職に就いていた人も就いていなかった人も、「組織の中での役割」をアピールするヒントをご紹介します。
1.リーダータイプ
リーダーシップの定義は、
「自己の理念や価値観に基づいて、魅力ある目標を設定し、またその実現体制を構築し、人々の意欲を高め成長させながら、課題や障害を解決する行動」(Wikipediaより)
となっています。
リーダーシップをアピールする方法は次の記事でもご紹介してきました。
●参考記事:面接やエントリーシートで、リーダー経験を語る時に気をつけたい4つのこと
さらに補足すると、リーダー経験をアピールする際に気をつけたい点は、「独裁者」のようになっていないか、ということです。
また、「それは君のリーダーシップではなくて、他のメンバー達の実力では?」と突っ込まれても答えられるように今一度自分の経験を振り返ってみてください。
「先頭に立って皆を引っ張っていく」ようなステレオタイプのリーダー像をもっているようであれば、少し頭を柔らかくしてみましょう。
チームの目標達成に向けて組織を動かすことができたのならば、それは立派にリーダーシップを発揮したことになります。
例えば「周囲のやる気を起こした」、「グループについていけないメンバーのフォローを行った」のようなことでもリーダーシップを発揮できています。
総合職ではしばしば、リーダーシップが問われますので、自分なりのリーダーシップをアピールできようにしましょう。
2.補佐/フォロワータイプ
いわゆる「副部長」ポジションの人。これは実際に副代表などのポジションについていなくても大丈夫です。
例えば、この動画をご覧ください。
●TED/デレク・シヴァーズ 「社会運動はどうやって起こすか」
リーダーをいかに補佐して、組織に影響を与えたのかを表現する良い例だと思います。
リーダーシップよりも「リーダーとメンバーの調整・フォロー」といった面をPRできるといいのではないでしょうか。
また、「上の指示を正確に伝え」、「他のメンバーの声をまとめて届ける」調整役としてのコミュニケーション能力をアピールしても良いでしょう。
3.忠実に仕事をこなすメンバータイプ
特に役職に就くこともなく、いわゆる「メンバー」などであった場合です。
そのような場合でも、組織に所属している場合必ずある点でチームに貢献しているはずです。
たとえば、「皆が遅れがちな出欠連絡を誰よりも早くするようにしていた」「後輩の為に指導マニュアルを作っていた」などです。
この際に意識したい点は「ビジネスに活かせそうな能力」かつ「再現性」です。
一時のイベントの結果ももちろん良いのですが、日常的に同じことをビジネスの場でもできるか?というツッコミをされる恐れがあります。
先に挙げた例は「報・連・相をスピーディにできる」「自分のことだけではなく、後輩指導や引き継ぎがしっかりできる」という点がビジネスの場に応用できそうです。
<参考記事>
●「平凡な学生生活だから自己PRが思いつかない...」と悩むあなたに送る、2つの心構え
●「大したことしてない...」と悩む方へおくる、アルバイト経験アピールの3つの極意
さいごに
いかがでしたか。
筆者の場合、適性検査を元に面接で質問をされました。
適性検査の結果「みんなをまとめるリーダーシップがある」と言う結果がでました。しかし、筆者はどちらかというとリーダーという役職に就くことは苦手で、経験もあまりありませんでした。
そこで苦し紛れに「リーダーが組織を動かしやすいように、細かいことの注意など、なるべく嫌われ役を引き受けるようにしている」というようなアピールをしました。
その結果「組織全体を見回すことができる」と評価していただきました。
このようなアピール方法もあるようです。
ここでご紹介したアピール方法はほんの一部です。
自分なりの役割を、面接やエントリーシート(ES)の自己PRに限らず、グループディスカッションの役割に就く際なども意識してみてくださいね。
(ライター:ゆい)