「小論文ってどんな問題が出るの?」筆記試験の小論文でよく出されるお題パターン3つ
2014.2. 3 10205Views
筆記試験として、SPIや一般教養の他に、小論文を課している企業があります。
筆者は選考の中で小論文を書いたことが何回もあります。
当日までどんなことを書かされるのかはわからないことも多く、対策も難しいですよね。
今回は、小論文で出されることの多いお題の種類をご紹介します。
1.志望理由を聞いてくるもの
聞かれている内容としては、ESや面接と同じです。
例)
「入社したら何をしたいですか。」
「5年後の自分がどうなっていたいかを教えて下さい。」
ここで気をつけたいのが、ESに記入した内容とあまりに違うものを書かないことです。
大抵の場合、筆記試験で書いた小論文はその後の面接での材料になります。
もちろんESも面接官の手元にあり、それぞれの内容を把握しています。
そこであまりに矛盾があると、嘘をついていると疑われる可能性もあります...。
志望理由に限った話ではありませんが、一貫性を持たせるように心がけましょう。
2.自己PRにつながるもの
こちらの内容も、ESや面接と同じ内容になることが多いです。
例)
「学生時代に頑張ったことは何ですか。」
「学生時代に一番苦労したことはなんですか。」
自己PRを話すときになりがちなのが、結果ばかりを話してしまうことです。
面接官は、どういう結果になったかというところももちろん見ていますが、それよりも『どのように工夫して結果を出したのか』『その経験から何を得たのか』を知りたいと考えています。
ある程度の字数が書ける小論文でなら、自分が結果に対してどのような行動をしたのかを、詳しく書くことが出来ます。
面接官の頭にその様子が想像できるように、できるだけ具体的に書くことを心がけましょう。
3.時事問題に関係するもの
自分自身だけでなく、世間一般にどれだけ目が向いているかを見ています。
例)
「高齢化社会に対するあなたの考え」
「ネット選挙の是非について」
自分の意見を書くことも大事ですが、新聞を読む・ニュースを見たことで得られる客観的な事実を加えることができると、更に評価が上がります。
例えば「高齢化社会に対するあなたの考え」では、「日本の高齢化率は2013年には約24%に達し、将来的には人口の4人に1人が高齢者に...」と書くことができれば、しっかりと世の中の流れをつかんでいると判断してもらえます。
この場合の多くは、現在進行形でタイムリーな話題を書かせることが多いです。
日頃から、少しでもニュースに触れる習慣をつけると対応しやすくなりますね。
さいごに
いかがでしたか?
文章の基本的な構成は『起承転結』ですが、筆者はそれに捕らわれすぎて、文章が思うように書けなかった時がありました。
その時『結論→本論→結論』という構成に変えたところ、以前より書きやすくなりました。
自分がこの文章で何を伝えたいのかを、常に意識して書くように心がけましょう。
そうすると、相手に伝わりやすくなり。自分の頭の整理にもなりますよ。
慣れの部分も大きいので、ぜひ積極的に選考を受けてみて下さいね。
●参考記事:
新聞社などマスコミを目指すあなたへ!作文・論文対策での4つのポイント
(ライター:きみこ)