非言語が苦手な方へおくる、適性検査の勉強法
2014.1. 8 53910Views
SPIを始めとする適性検査では一般的に言語より非言語分野(いわゆる数学の問題)が重視されると言われています。
「数学を習ったのは遥か昔...しかも大の苦手」という方も少なくはないのでは。
しかし諦めてはいけません。苦手ならば苦手なりの勉強法があるのです!
今回は特に非言語分野が苦手な人のための適性検査勉強法をお伝えします。
1.やさしい参考書を選ぶ
一般的な対策本で理解できるのであれば構いません。
それが理解できない場合は参考書のレベルを下げてみてください。
特に「理屈が理解できないと解けない」という人はイラスト(図説)が豊富で、解説が詳しいものを選ぶと良いでしょう。
ここでは多くの企業が採用しているSPI用の参考書で、筆者が特に「非言語が分かりやすい」と感じた2冊をご紹介します。
●SPI 3&テストセンター 出るとこだけ!完全対策 2017年度 (就活ネットワークの就職試験完全対策 1) (実務教育出版)
●2017年度版 ドリル式 SPI問題集 (永岡書店)
私立中学受験用の参考書も、イラストが沢山使われていて分かりやすいです。
鶴亀算や旅人算などが解けるようになります。
2.得点源となる分野
SPIであれば「非言語」と言いつつ、文系が得意とする分野があります。
「類推」「命題」「順列」です。数式を一切使わずに解けるので安心です。
これらは確実に、素早く解けるようにしましょう。
コツは頭の中で考えるだけではなく、図に書くことです。
テストセンターでは、必ず白紙のメモ用紙が配られますのでフル活用してください。
家で受ける場合はメモ用紙の準備を忘れずに。
3.解法を丸暗記
適性検査では解答スピードも求められるので、反射的に解く能力を高める方が良いでしょう。
公式ではなく式を丸ごと覚える勢いで勉強しましょう。
勉強法としては王道ですが、1冊の参考書を何回も、とにかく解いて解きまくることに尽きます。
あとはパターンの応用なので、問題を見ただけですぐに式をたてられるようになります。
4.対策講座や周りのデキる人を活用
大学内外の対策講座を利用するのも良いでしょう。
多くの講師は、本当に分からない人向けにかなり噛み砕いて解説してくれます。
また、理系や非言語が得意な友だちに教わりながら勉強するのもオススメです。
一人だと投げ出してしまう苦手分野の勉強も、友だちと一緒なら乗り越えられそうです。
なお、家で受けるタイプのWEBテストで替え玉受験をしている人は少なからず存在しますが、絶対にオススメしません。
バレてしまった時のリスクが高すぎますし、背伸びして入社した所で同期に差をつけられるのがオチです。
何より、後ろめたさをずっと引きずり続けてまでその会社で働きたいのでしょうか...?
今一度、考えてみましょう。
[番外編]どう頑張っても無理と感じたら...
もはや勉強法ではなく、リスキーな手段ですが、「どんなに頑張っても無理!」となってきたら、いっそのこと潔く諦めてしまうのもありです。
「苦手な勉強に時間を割いてばかりはいられない!」というのも事実です。
パソコンを使って受けるタイプのSPIは正答率によって出題問題が変わります。
言語分野の難問に正解し続けてズバ抜けた高点数を取ることができれば、非言語の分をカバーすることもできます。
(言語で最終的には記述問題に行きつきます。ここまできたら「高得点が取れている」と思って良いでしょう。)
また、適性(学力)検査を一切課さない企業もあります。
筆者も適性検査がなく、「面接と作文のみ」という企業を3社程受けました(いずれも中小企業)。
企業規模にこだわらず探せば、このような企業もあるので選考過程に注目して企業探しを行うことも手です。
とはいえ、選考に進める企業数が減ることにも繋がるので、まずは諦めずにしっかりと対策していってくださいね。
さいごに
筆者は、算数が苦手でしたが、それでも内定を得ることができました。
算数が苦手なみなさんに、少しでも希望をもってもらえたら嬉しいです。
適性検査の勉強もがんばってください!
(ライター:ゆい)