300社以上にエントリーした残念な内定者がお伝えする、大量エントリー防止する5つの施策
2014.1.21 3890Views
今やワンクリックで簡単にエントリーができ、大手就活ナビサイトでは「平均エントリー数まであと○社!」とさらにエントリーするよう煽られてしまいます。
筆者も4月初旬に志望業界にほぼ全て落ちた時は、焦りから300社以上にエントリーしてしまいました(実際選考を受けた企業は20社程度でした...)。
今回は当時の反省も含め、エントリーし過ぎるとどうなるか、どうしたらエントリー数を増やしすぎなくて済むかをお伝えします。
エントリー数が多いと大変なワケ
幅広い視野で就活に臨むことは大事です。
ネットサーフィン気分で就活サイトを巡れば、思わぬ運命の企業に出会えることも否定はしません。
しかしエントリー数が増えると次のような事態がおこります。
・重要な情報を見逃がしやすい
エントリーした企業の説明会日程・先輩社員のコラムや企業情報・ESの締切・選考の案内、エントリーしていない就活サイトおすすめの企業情報など...就活期はメールが大量に届きます。5分毎にメールが来ることもザラです。
すると1通1通を流し読みするようになってしまいます。
うんざりしてサイトからの配信を止める人もいました。
これでは志望度の高い企業や重要なメールや情報を見逃す可能性があります。
エントリー数が多ければ多いほどメール量と情報量は増えるので注意しましょう。
・企業選びの「軸」がぶれる
さまざまな業種や企業へ手当たり次第エントリーしてしまうと、企業を選ぶうえで大事にしたいことが全く叶わない企業へエントリーしてしまったり、何が大事なのか良く分からなくなってしまうことがあります。
・1社1社の対策が雑になる
大量にエントリーをするということは、それだけたくさんの選考に進むということ。
1日に数社の選考を受けに行くという日も出てきます。
そうすると、1社ごとに丁寧に企業研究や対策を練る時間がなくなってしまいますよね。
企業研究や選考対策が疎かになっては仕方がありません。
そうならないために、大量エントリーを防止するための5つのポイントを次にお伝えします。
1.就活サイトのカラクリを知る
有名就活ナビサイトの運営者は広告や出版を扱う企業...。
なぜ、就活ナビサイトはこれほどまで学生にエントリー数を増やしたがるのか考えてみましょう。
こちらのブログに詳しく載っていましたので、チェックしてみてください。
●参考記事:大学生はこれを見ろ!「就活生必見!内定までの目安エントリー数の真実」
2.企業のサイトからエントリー
大手就活ナビナビサイトからではなく、自分の気になる企業の新卒採用ページからエントリーする方法です。
企業の公式ホームページ内の「採用」ページから、もしくはgoogleやYahoo等の検索エンジンで「企業名+(新卒)採用」で検索すれば大抵見つけることができます。
ただし、企業の新卒採用ページを見つけても、詳細な募集内容は大手就活ナビサイトの求人ページを確認するとなっている場合もあります。
3.大手就活サイトのこの機能にご用心!
就活ナビサイトには、
・他の人はこの企業もチェックしています
・似ている企業に一括エントリー
・あなたにオススメの企業
といった、レコメンド機能がついています。まるでAmazonのような機能ですね。
筆者は、ちゃんと確認せずに一括エントリーのワンクリックで30社以上の同業の中小企業にエントリーしたこともありました。
中には、理系(特定の学部)しか募集していなかったり、通勤できそうにない場所の企業まで含まれていました...。
無駄なエントリーを増やさないためにも、1社1社内容を自分の目で確かめてエントリーすることをオススメします。
4.知名度に惑わされない
大企業・知名度が高い企業は新卒採用の求人広告費も多く使うことができますし、学生の注目も高く、倍率も上がります。
食品メーカー等が高倍率になってしまうのはこのせいでしょう。
「なんとなく知っているから」とエントリーしてしまうと、本来行きたかった企業から遠ざかる危険性があります。
就活サイトの広告枠で募集している有名企業も気軽にエントリーしてしまいがちなので要注意です。
5.就活が進むにつれ業界は絞る?
就活が進むと、業界や仕事の向き・不向きが分かってくると思います。また「実はこっちの業界に興味が出てきた」ということもあります。
最初は視野を広く持ち、就活が長期化した場合は、第三者の意見も聞きながら「業界を絞る」勇気を持ちましょう。
さいごに:平均エントリー数は関係ない!
「2014卒の平均エントリー社数は77社」(ダイヤモンドオンライン)と言われていましたが、あくまで平均の話。
マヌケな筆者のように数百社エントリーした人もいれば、数社しかしない人もいます。
内定は自分が本当に合う1社からもらえれば良いこと。
実際に卒業後に働く企業は1社しかありません。
意志をもって数より質の就活をしましょう!
(ライター:ゆい)