就職活動において人気業界の１つ、マスコミ業界。
皆が名前を知っているような大企業は何千倍もの倍率になることもあります。

本気で狙っているのであれば、中小企業にも目を向けることが大切です。
｢でも、中小企業をどうやって探したらいいかわからないよ...｣
というあなたに、就職ナビ以外での検索方法をお伝えします。

中小企業の時期は5月以降がメイン

まず、選考スケジュールについて確認しましょう。
企業によって差はありますが、大体は以下のような流れです。

●大手企業（2月～4月中心）→中小企業（5月以降）

先に大手企業の選考が始まり、落ち着いてきた頃に今度は中小企業の選考が始まります。
そのため、就活解禁の12月では募集要項すら出ていない企業もたくさんあるのです。
大手ばかりではなく中小も受けるように言われ、探しているけど全然見当たらないと焦っている人もいるかも知れませんが、焦らなくても大丈夫ですよ。

しかし、いつから募集が始まるかわからないからこそ、この時期からある程度目星をつけることも必要です。

では、就職ナビを使わないで、どうマスコミ中小企業を見つければいいのでしょう？

1.『マスコミ就職読本』を読む

一言でマスコミと言っても、テレビ・広告・新聞・出版・エンタメ等幅広い上、業界ごとで対策も全く異なります。

『マスコミ就職読本』（創出版）は、企業情報や選考内容が書かれたものが業界別で1冊ずつに分かれており、マスコミ受験者必読の1冊です。
（1.入門編、2.新聞・出版編、3.放送編、4.広告・エンタテイメント編）

マスコミ就職読本〈1〉入門篇〈2015〉

マスコミ就職読本〈2〉新聞・出版篇〈2015年度版〉

マスコミ就職読本〈3〉放送篇〈2015年度版〉

マスコミ就職読本〈4〉広告・エンタテイメント篇〈2015年度版〉

毎年最新版が発行されるので、常に最新の情報を手に入れることができます。
この本には、業界内の中小企業の名前も多く記載されており、非常にオススメです。
そして、気になった企業はぜひ詳しく調べてみましょう。

2.大手企業のHPからグループ企業を見つける

まずは皆が知っているような大手企業のHPにアクセスしてみましょう。
すると、HPによっては、グループ企業一覧（リンク）のページがあることも。

グループ企業というのは、子会社のことです。
親会社である大手企業に比べれば知名度では劣る部分はありますが、親会社の資本が入っていることも多い（＝それなりに安定性がある）上、複数社あることが多いので可能性も格段に上がります。

更に加えると、掲載されている子会社の『主要取引先』も見てみましょう。
関連企業が含まれていることもあり、より選択肢が増えるかもしれません。

3.『朝日求人』を見る

日曜・月曜の朝日新聞朝刊には『朝日求人』という欄があります。

そもそも、リクナビやマイナビ等就職ナビには多額の掲載費がかかり、中小企業によってはなかなか広告が出しにくいことも。
『朝日求人』には、就職ナビには載っていない中小企業の求人がたくさんあります。
マスコミ業界以外も出ていますが、まめに見ていると、中小出版社・業界紙・広告代理店等の求人が出ています。
見つけたらチャンス！！ぜひ応募してみましょう。

尚、『朝日求人』の求人広告は中途採用の募集も多く混じっており、中には新卒では受けられない企業もあります。
疑問に思った場合は、思い切って書いてある連絡先に電話して聞いてみましょう。
筆者の経験上ですが、新卒という記載が無くとも好意的に受け入れて下さる企業が多かったです。

さいごに

いかがでしたか？
中小企業を探す方法としてよく見かけるのは『学校の就職課』と『ハローワーク』ですが、今回はあえてその2つを除いた方法をご紹介しました。

マスコミ業界に限った話ではないですが、有名な大手企業に入れるのはほんの一握りです。
｢でもどうしてもその企業に行きたい！この仕事がしたい！｣という思いがあるならば、まずは同業界の中小企業に入ってある程度の経験を積み、転職を視野に入れることも手段としてはありです。
筆者も最終的にその道を選んだ1人です。

一生懸命になるとどうしても視野が狭くなりがちですが、まだ時間があるこの時期だからこそ、色々と見ることをオススメします！

（ライター：きみこ）