面接やエントリーシート(ES)で「あなたのやりたいことは?」と聞かれたときに気をつけたい3つのポイント
2013.11.14 5626Views
「あなたは将来どんなことをやりたいですか?」
これは、面接やエントリーシート(ES)では定番の質問です。
この質問は、学生の企業、双方の思いにミスマッチがないかを見極める大切なものです。
そのため、ここであまりにもズレた回答をすると評価が下がる可能性も。
そうならないためにも、回答する時に気をつけたいポイントをお伝えします。
1.仕事の面でやりたいことか
「やりたいこと」を聞かれて、思わず「幸せな家庭を築きたいです!」と答える方がいます。
確かに素晴らしい将来像ですが、面接官が聞きたいのはプライベートではなく、仕事においてどんな事を成し遂げたいかです。
「海外に貴社の製品を普及させたい」等、その企業での仕事に繋がり、かつ貢献できるものが理想でしょう。
いくら仕事に繋がると言っても、「資格を取りたい」、「スキルを磨きたい」のように自分の利益だけを追求しているかのように聞こえるものは、伝え方に気をつけましょう。
「資格を取れば貴社での仕事に活かせる」等、得たものを職場に還元しようとする姿勢が大切です。
2.本業に関係しているか
「御社が行っているボランティア活動に貢献したい」と熱く語る方もいます。
CSR(利益の追求を目的としない慈善事業)をアピールポイントにしている企業の選考でよく見かけるパターンです。
企業側がいくらアピールしていたとしてもCSR活動は、本業ではありません。企業は、利益を追求している本業で成り立っています。そこで利益があげられなければ会社は立ちゆきません。企業が欲しているのは、この本業で企業に貢献できる人です。
ただ、この本業で利益を十分に上げ、企業を潤す事が出来れば、CSR活動にかける金額も当然増えます。
「利益を追求するなんて俗っぽい」などと本業を忌み嫌わずに、その企業でやりたいことを考えてみましょう。
3.その会社で出来る事か
法人向けサービスを展開する企業で「一般の消費者に向けた広報活動をやりたい」等、その会社では実現できそうにない「やりたいこと」を答える方もいます。
このパターンに陥る人は、企業研究が不足しがちです。
その会社では、「どんな商品が」「誰をターゲットに」「どういう方法で売られて利益を上げているのか」を事前に調べておくべきでしょう。
その時に活用したいのが、OBOG訪問。
仕事の内容などを教えて貰うのはもちろんですが、時には自分から「こういうことをやってみたいのですが、御社で出来ますか?」と聞いてみましょう。
現場の人だからこそ知り得る、率直な情報を手に入れられます。
さいごに
企業が「やりたいこと」を聞くのは、学生と企業がお互い幸せになるためです。
「こんな仕事やりたくなかった!」と思いながら働くのは、ビジネスマンにとっても会社にとっても不幸です。
だからこそ、企業に合わせず、正直に「やりたいこと」を伝えて、本当に自分にあう会社を探してみてくださいね。
(ライター:ナツキ)