合同企業説明会(合説)に行くときに気を付けたい3つのポイント
2013.11.25 3450Views
就職活動が解禁した12月~1月を中心に開催されるのが、合同企業説明会(合説)。
一度に多くの業界や企業が集まるので、自分次第で効率の良い就職活動ができます。
ただ、合説に参加するにあたって、特に気を付けてほしいことがあります。
今回は、合同企業説明会に行く時に大切なことと、気を付けたい3つのポイントをお伝えします。
大切なのは、「目的をはっきりさせる」こと
まずはじめに知っておいてほしいことは、一番大切なのは、合同説明会に参加する際に何のために足を運ぶのかを決めるということです。
筆者は就活の際、先輩からこのようなアドバイスをもらいました。
「人が沢山いるし、見てまわれないから合説は行っても意味がない」。
実際に合説に参加してみて、確かに当たっていると思うところはあります。
人ごみに流され、気持ちが疲れるだけではないのかと...。
それは『目的もなく、ただふらふらと合説に参加している』場合に、起こることではないでしょうか。
しっかりとした目的意識があれば、合説は非常に役に立ちます。
それでは、どのような目的で合説に行くと役立つのでしょうか。
気を付けたいポイントをご紹介します。
1.志望業界を広げるため
「可能性を増やすためにも、志望業界を広げたいと思っている。でもどうしたらいいのだろう?」
と迷っている場合です。
冒頭にもあるように、合説の魅力は『一度に多くの業界・企業が集まる』ことです。
「金融業界を志望していたけれど、合説でたまたまメーカーの企業の説明を聞いたら、興味が湧いた。もっとメーカーも見てみようかな」
思わぬ企業との出会いは、合説の持つ魅力の1つです。
パンフレットをみて、少しでも気になったところには、ぜひ足を運んでみましょう。
2.志望業界を絞るため
1とは逆に、業界を狭めることも出来ます。
『志望業界に決めた理由を具体的に話せるようにする』ことが目的です。
例えば、旅行業界のみを志望しているAさんがいます。
Aさんは旅行会社の面接で志望動機を話したところ、こう聞かれました。
「それは○○業界でもできるかもしれません。なぜ他の業界ではだめなのですか」?
この質問に対し、いかに説得力のある回答ができるかが鍵です。
「合同説明会で他の業界を見たり、説明会に参加したりしてきた。そこで~という理由から、○○業界は違うと考えた」
というように、自分の足で稼いだ情報を元に話すことができれば、説得力は増しますよね。
どうして自分の志望業界ではなくてはならないのかをはっきりさせるためにも、合説は非常に便利ではないでしょうか。
3.就職活動の雰囲気を知るため
1や2に比べれば、ふわふわした目的かもしれませんが、大切なことです。
筆者は初めて合説に参加した時、会場の広さと人の多さに驚きました。
黒いスーツ集団に囲まれ、非常に気疲れしてしまい、1回目では目的を果たすことができなかった...なんてことも。
解禁したばかりの12月頭は、まだまだ就活モードに切り替わってない人もいるでしょう。
気を引き締めたい!という方には、合説に行くこともいいかもしれません。
さいごに
いかがでしたか?
もちろん、今回ご紹介したのは一例で、目的は人それぞれです。
特に業界を絞っている人こそ、1度は合説に参加することをオススメします。
筆者自身、業界を絞った就職活動をしていて、必要ないだろうと最初は合説に行くつもりはありませんでした。
しかし、試しに行ってみると新たな発見もあり、2でお伝えしたように、志望業界への動機が深まりました。
「周りのみんなが行くから、自分も何となく...」では、もったいないです。
自分なりの目的意識を持って参加すれば、きっと有意義な時間になりますよ。
ちなみに、合説は黒髪スーツの人ばかりで、皆似たように見えます。
友人と待ち合わせするときは、気を付けてくださいね(笑)。
(ライター:きみこ)