面接官に好印象を持ってもらうための自己紹介3つのパターン
2013.10.17 7461Views
面接の「一問目」として聞かれやすい自己紹介。
面接官から振られて「いきなり言われても...」と困ってしまう人も多いようです。
今回は、自己紹介の時に面接官に好印象を持ってもらうための方法をお伝えします。
自己紹介ってどうすればよいの?
自己紹介は、読んで字のごとく「自分を紹介すること」です。
面接官とは基本的に初めて会う間柄。
「自分はこんな人間です」と、相手に軽く知ってもらうために行います。
志望動機や強み等とは異なり、自己紹介はたいてい面接の当落に大きく関るものではありません。
しかし、第一印象を左右します。
好印象を持ってもらえれば、面接が上手くいく可能性は上がります。
自己紹介では、特に「何をいうべきか」は決まっていません。
ある程度自由に自分について話せるのが特徴ですが、ここでは分かりやすいよう、いくつかのパターンを紹介します。
1.プロフィール型
大学名・学部・研究テーマ・趣味・サークル活動...など、自分に関する情報を羅列するパターンです。
これらの中に面接官の関心をひくものがあった場合、その後の会話に花が咲く事もあります。
ただ、一度にたくさんの情報を言われると、人はつい聞きもらしてしまうもの。
インパクトがない限り、一つ一つの情報をじっくり聞いてもらえる可能性は減ります。
もっと深堀して聞いてほしい話題がある人には、次の2か3のパターンをお勧めします。
2.自己PR型
自己PRのように、「自分の強みとそれを証明するエピソード」を語ります。
この時、注意したいのが「ネタ切れ」。
とっさに自己紹介を振られた人が、自己PR用に用意していたエピソードを使ってしまい、自己PRを聞かれてしどろもどろに...という事も。
あらかじめ自己紹介用のエピソードを準備しておきましょう。
3.意気込み型
自己紹介の内容が思いつかなかった時に役立つ方法です。
自分のプロフィールや長所を伝えるエピソードについて語れない場合は、面接に臨む姿勢や今の気持ちを伝えましょう。
以前、筆者はある企業の二次面接で自己紹介をするように言われました。
あらかじめ準備をしていなかったため、頭が真っ白になりました。
そこで、緊張のあまり自己紹介をド忘れしたと正直に話し、「普段はあがり症の私ですが、今日は自分らしさをしっかりと伝えられるよう、一生懸命頑張ります!よろしくお願いします」と頭を下げました。すると面接官に「熱意があっていいね」と言って頂けました。
プロフィールやエピソードの形にしなくとも、面接官に伝わる「自分らしさ」はあります。
面接への意気込みを正直に話すのも有効です。
さいごに
とある企業の面接官によると「自己紹介を頼んだのに自己PRをする学生が多い」のだそうです。
確かにPRの要素はありますが、あまりにも「私はこんな魅力があるんです!」と学生にアピールされると思わずひいてしまうのだとか。
自己紹介は、PRよりも初対面の人に行う礼儀として捉える面接官は多いのです。
自分の自己紹介が適切か迷った場合には、それを「初対面の人」全般に行えるかどうか想像してみて下さい。
面接官相手だと、つい肩肘はった「アピール」になりがちです。
初めて会う人に自分を知って貰いたいというシンプルな気持ちに戻って、自己紹介に取り組んでみて下さいね。
(ライター:ナツキ)