不動産業界を志望する方へ!早めに対策しておきたい5つのポイント
2013.10. 8 50884Views
不動産業界の仕事内容は多岐にわたり、規模も様々です。
好景気の兆しも見え、この業界への期待は高まってきています。
また、鉄道会社が不動産業を手掛けることも多く、一緒に志望している方も多いです。
●参考記事:
「鉄道業界を志望する方へ!早めに対策しておきたい5つのポイント」
(鉄道系不動産会社の目標はあくまで「沿線価値の向上」。この違いはポイントです!)
今回は、この業界の対策のポイントをお伝えします。
1.不動産業の仕事と流れを理解する
不動産業は、デベロッパー(大規模開発)、マンションあるいは住宅群・一戸建の計画~売買、リフォーム、流通(賃貸や売却などの仲介)、ビル管理やショッピングモールの運営などがあります。自分はどのような仕事がしたいのか考えてみてください。
●参考記事:
「業界研究:不動産・建設業界」
大手なら中心となる会社があり、各事業をグループ会社が担います。グループ会社が一堂に集う説明会があることも。
競合他社の研究も忘れずに。業界のシェアや構造が分かりやすい『会社四季報 業界地図 2014年版 』はオススメです。
また、デベロッパー志望なら「土地の取得~不動産売買、アフターサービス」までの流れを把握しておきたいところです。
グループワークや面接で問われることもあります。
2.働き方を考える
私鉄系や地域密着の不動産会社ならば転勤はほぼありませんが、大手不動産企業の総合職ならば全国転勤もあります。
モデルルームでの営業やショッピングモール運営だと、休日は平日のことが多く、土日は休めないことがほとんどです。
求められる人物像も異なり、事務職でしたら「ものごとを正確に時間内にやり遂げる力」、営業職ならば「傾聴力」「体育会系の情熱」が重視される傾向があります。
適性検査や面接で見極められるので、自分の適性と企業の求めているものを理解しましょう。
3.足で稼ぐ
特に営業職は実際の業務でも「足で稼ぐ」ことは多いです。
社員訪問をしたり、実際にその企業が力を入れている場所へ赴いたりすることは、その仕事の練習にもなります。
企業によっては採用HP上で社員訪問を受け付けるサービスも提供します。そのようなサービスがなくても、積極的に様々な社員の方にお話を伺いに足を運びましょう。
力を入れて開発している土地へ行くのも良い企業研究になります。
三菱地所なら東京の丸の内や横浜みなとみらい、三井不動産は千葉県柏の葉...といったようなところです。
『新・都市論TOKYO (集英社新書 426B) 』(隈研吾・清野由美)は、街づくり戦略が有名な建築家によって分析された面白い一冊です。
各企業の予備知識をつけていくとより深い理解ができそうです。住宅情報のフリーペーパーもタダで手に入る良い資料です。
実際に足を使って確かめると、ESや面接の説得力も増し、本気度のアピールにもなります。
4.採用試験の対策をする
3つのポイントをご紹介しますので、弊サイトなどをフル活用して対策してくださいね。
●グループワーク対策・・・多くの人と協力して大規模プロジェクトを進めることができるか、協調性をみられます。
実際に計算や不動産計画などを行う高度なグループワークを課す企業も多いので対策をしておきましょう。
●適性検査対策・・・一般職か総合職により問題が異なる場合も。
また、業務で数字を扱うことが多いので「数のセンス」は重視されます。
●面接対策・・・大手企業だと複数回の面接を課すことが多いです。
めげずに、軸はぶれずに、しかし面接ごとの成長を見せたいところです。
5.資格取得を目指す
宅建(宅地建物取引主任者資格)の取得を、入社後(内定後)に義務付けている企業は多いです。
不動産業界を本気で目指しているのなら取得を目指してみては?
個人差はありますが、一日2~3時間の勉強で半年あれば十分との声も。
いかがでしたか。
私の友人は大手不動産グループ会社に内定を得た子もいれば、社員が10人程のベンチャーの不動産コンサルに内定を得た子もいて、活躍するフィールドは数多くあるようです。
不動産業界を目指すことのメリットは「街歩きが楽しくなる」こと。
普段自分が何気なく利用している街が、企業のあらゆる工夫によって成り立っているのだと気付かされます。
楽しみながら就活をすることが成功の近道かもしれません。
(ライター:ゆい)