履歴書やエントリーシート(ES)の「趣味・特技」欄を活用する3つのポイント
2013.10. 3 13262Views
履歴書やエントリーシート(ES)を書く時に、思わず悩んでしまうのが「趣味・特技」の欄。
今回は面接で「趣味・特技」欄を上手に活用するポイントをご紹介します。
「趣味・特技」欄は話のネタ
そもそもなぜ趣味や特技が聞かれるのでしょうか?
それは面接中の話のネタにするためです。
面接は会話です。
志望動機などの重要な質問をするだけでは時間が余ってしまう上に、雰囲気が堅くなって学生の人柄を見抜きにくくなります。
学生をリラックスさせ、時間を上手く調節する為にも面接官はとっつきやすい質問を用意します。
履歴書やESの「趣味・特技」欄は、その為の話のネタとなります。
つまり、「趣味・特技」欄は自己PRや志望動機と比べると、内定の直接の決め手とはなりにくい傾向にあります。
しかし、これらを上手に使えば、面接での評価アップに繋がります。
では、どのようなことを書けばよいでしょうか?
次のポイントを参考にしてください。
1.主張の根拠にする
志望する仕事内容に必要な要素について、面接で意思を確認される事があります。
例えば、「君の志望する職種は体力が必要だけど大丈夫?」等と聞かれたらどうしますか?
その時、ただ「大丈夫です!」と言っても説得力に欠けますよね。
その場合は、趣味や特技を根拠に乗りきりましょう。
趣味がスポーツの人であれば、「運動を通じて普段から体づくりをしているから」と理由づけできます。
2.伝えきれなかった事を伝える
1.を応用して、自己PR等では言い切れなかった強みをアピールしましょう。
まずは、志望する仕事内容から逆算して、役立ちそうな要素を考えてみて下さい。
そして、自分の趣味や特技の中でそれに通じるものを選んで履歴書やESに書きます。
前述の例で言えば、前もって体力が必要な事を想定し、趣味をスポーツと書いておく...という事です。
あらかじめESや履歴書に書いてあれば、たとえ「趣味・特技」欄であっても面接官に突っ込んでもらえるかもしれません。
限られたスペース、質問ではPRしきれない時には、「趣味・特技」欄を活用しましょう。
3.親近感を抱かせる
面接官と趣味や特技が被った場合、その話を振られる可能性は大いにあります。
その時、話が盛り上がると評価が甘くなる可能性があります。
面接官もやはり人間。
共通点が多く、一緒にいて楽しい相手には好印象を抱きがちです。
そうかと言って、面接官ウケを狙い過ぎるのも要注意です。
知識も無いのに歌舞伎鑑賞が趣味だとESに書いてしまい、歌舞伎好きの面接官から質問攻めにあったという学生も。
当然、知ったかぶりを見抜かれたその学生は不合格になりました。
盛り上がる分だけ、嘘はバレやすくなります。
不誠実な印象を与える知ったかぶりは厳禁です。
さいごに
趣味や特技は堅くない分だけ、学生の素が見えやすい質問です。
面接では優秀さだけではなく、学生の人柄も見られています。
趣味のような普通の会話をした時に、「感じがいい」「キラキラしている」と思ってもらえるよう、まずはリラックス。
自分らしく臨んで下さいね。
(ライター:ナツキ)