就活をやめて大学院進学を決意する前に!考えるべき5つのポイント
2013.6. 5 26807Views
大学4年生の7月に入ると、ようやく大手の採用が一段落し、これからの進路に悩んでいるという人も少なくはないでしょう。
中には就活をやめ、大学院進学を選択される方もいるのでは。
筆者も大学院進学を決意しました。
そこで今回は大学院進学を決意する際に考えておきたい5つのことをお伝えします。
1.大学院の2年間で自分はどうなりたいのかを考えよう
就職活動が上手くいかないから大学院進学...という逃げの姿勢で進学を考えてはいませんか?
大学院は想像以上に厳しい場所です。
しっかりとした研究結果が求められますし、拘束時間も多く、泊まりがけで研究することも多いです。
何か目的があっての院進学ならいいのですが、目的もなくただ院...となると、大学院1年生での就活時にも同じ結果になってしまいます。
どのような目的を持って進学をするのか、どのようなキャリアを目指すために進学が必要なのかをもう一度考えてみてください。
2.どの院に行くのか、を考えよう
今所属している大学よりも評価の高い大学院に進学することで、 最終学歴を上書きして就活を有利にしようとする「学歴ロンダリング」だけを目指したり、楽できる方向に進学を考えてはいませんか?
どの院に行くのが、自分の将来の夢に近づけるかをもう一度考えてみて下さい。
今、在籍する学部の上の大学院にそのまま進学するのも手でしょう。
自分の将来を考えた上で、新たに学びたい分野があるのであれば専攻を変える、という手もあります。
筆者は専攻を大幅に変えたため、試験対策もハードでした。
ですが、自分の夢への第一歩として、後悔のない大学院選びが出来たと思っています。
自分に合った大学院を選び、受験対策を早めにしましょう。
志望する教授の研究室に電話し、研究室訪問を頼んでみるのも良いかもしれません。
3.両親に相談してみよう
大学院進学には多額の費用が掛かります。
院進学について、きちっと両親に相談をしましょう。
その際、何故自分は大学院に行きたいのか、その後どういう人生を歩みたいのかを伝えることが大切です。
しっかりとした考えがあれば、ご両親も進学を認めて下さるはずです。
自分の性格や生い立ち、これまでの進路を自分がどんな基準で考えてきたかなど、様々な角度から悩みを打ち明けてみましょう。
貴方の一番の味方になってくれるはずです。
4.院に行くことが不利とならないためにどう対策するか、を考えよう
大学院進学は素晴らしいことですが、その後の就職が有利になるとは限りません。
不利に働く、ということも少なくはないでしょう。
その覚悟の上で進学を決意してください。
大学院に進学すると、入学後1年もしないうちに就職活動が始まります。
本当にあっと言う間で、筆者自身もビックリしました。
大学院2年目の春先には就職も研究もはっきりせず、不安で胸がいっぱいでした。
ぼーっとしているうちに時間が過ぎていた、ということが無いようにして下さい。
他の就活生と比べて、何が自分の強みとなるかをもう一度考えてみて下さい。
今の時期から企業研究を進めれば、恐いものはありません。
今までの就職活動で培ったもの、してきた努力を無駄にせず、継続させるように工夫してみてください。
5.社会人となる友人としっかりと交流を持ちつづけよう
周りの友人はあっさり就職。
大学院に進学した後で、社会に出た仲間の話を聞くと、社会に出ていない自分に自信が持てなくなってしまい、焦りが生まれる場合もあります。
ですが、慌てないで下さい。
自分がしたいことは何なのか、どんな社会人になりたいのかを何があっても忘れないようにして下さい。
そして、社会人となる友人ともコンスタントに連絡を取り合うようにしましょう。
社会人となる友人の話は、就職活動においてもとても役立つものであるし、気が置けない友人であるからこそ、良き相談相手になります。
大学院生活はとても忙しいものですが、友人との交流は保ちつづけましょう。
いかがでしょうか?
大学院はとても充実した場所です。
学部とは異なる経験がたくさん出来ます。
ステップアップするために、大学院進学を是非目指してみて下さい。
自分の道が見つけられるように焦らずに一歩ずつがんばりましょう!
(ライター:ミナミ)