志望動機をより良くするために!企業研究で見るべき3つのポイント
2013.4. 3 15948Views
今回は、志望動機をより良くするために重要な、企業研究のポイントをお伝えします。
志望動機を考える際に、"企業の求めるものと合致していない"状態になっている方が多いです。
もちろん、自分の言いたいことをすべて企業に合わせる必要はありませんが、企業によって響く内容は異なっています。
企業研究によって企業のことを知り、相手に合わせて伝える内容を変えたほうが相手に響きやすいです。
企業研究はやっているけど、どう変えていけばよいのか?
その疑問に答えるための、企業研究で見ておきたいポイントを3つお伝えします。
1.企業のことを理解しよう
●NG例
「貴社の○○という商品をもっと売り出したいです」
(企業の声)それは主力の商品じゃないのになぜ...?他の商品は売りたくないの?
「商品企画をしたいです」
(企業の声)販売がメインの会社だから商品企画部はそこまで重要じゃないし...本体である親会社に入れば?
「これからはグローバルなので、貴社は海外展開すべきです!」
(企業の声)すでに海外展開してるけど...HPにも書いてあるのに見てないの?
このように、企業の事業内容や求めているもの、仕事内容を理解していないと、
『自分がやりたいこと=企業が求めていないこと』
になってしまうことも。
また、企業が出来てないことや取り組んでないことを指摘する際には、「なぜそれをやってないのか?」まで考えたほうがよいです。
社内の体制の問題などで「やらない選択」をしているケースもあります。
「貴社では●●という事業をやっていないので、●●をやってみたいです」と伝えて、「それは~という理由でやってないんだよ」と言われてしまわないためにも、企業研究は大事になります。
特に企業研究で見ておくべき点は、以下です。
------------------------------------------------------------
●取り扱っている商品やサービス
●商品を誰に提供しているか(お客様は誰か)
●企業の強みと弱みは何か(強みはHPに記載しているケースが多いです。弱みは想定する必要あり)
●企業はどのような方向性に進んでいく予定なのか(投資家向け情報/IRの説明会資料などがあれば、書いてあることも。なければ想定してみてください。)
●採用ページの求める人物像、募集している仕事内容等
------------------------------------------------------------
「その企業でやりたいこと」や「扱いたいもの」を強く限定したい場合には、企業研究だけでは分からないケースもありますので、OBOG訪問など現場で働く人から知識を得たうえで記載することをオススメします。
また、やりたいことを限定せず、自身が企業に惹かれたポイントをメインに書いてしまっても問題ありません。
2.求める人物像やメッセージを見よう
多くの企業は、自社の採用ページで求める人物像を記載しています。
求める人物像は、自分の考えた志望動機やアピールが企業の求めるものと乖離していないかを確認する指標でもあります。
もちろん、この求める人物像に関してはどの企業も似たりよったりで参考にならない...という状態でもありますが。
また、人事からのメッセージには、「こんな人と働きたい」と書いてあるケースも。
これも求める人物像と同じく、企業がどういう方向に向かおうとしていて、そのためにどんな人を欲しているのかが分かります。
志望動機を作る際に参考にしてみましょう。
3.採用ページの社員紹介を見よう
社員紹介ページの文言は、全て人事が目を通してOKを出しているものなので、
「こういう人が欲しい」を明確に表していることが多いです。
例えば、"当社を志望した理由"や"入社のきっかけ"は、志望動機の参考にもなりますし、
考えている志望動機と似た内容が社員インタビュー内で展開されていれば、志望動機の方向性が合っていることになります。
そして、思ったよりもすごい志望動機ばかりでないことが分かって安心する材料にもなったりします。
参考にしてみるとよいですよ。
いかがでしたか。
編集部ではエントリーシート添削を行っているのですが、志望動機を確認する際には企業の採用ページをチェックします。
そこで見ているポイントをまとめてみました。
ご参考くださいね。