「自分なんてたいしたことしてない...」と悩むあなたに伝えておきたい2つのこと
2013.1.17 2461Views
就活が始まって少し経つと、後輩から就職活動について相談を受けることも増えてきます。
「こんな自分に相談してくれるなんて嬉しいな...」と心では喜びつつも「就職活動に正解は無いから、あくまでも意見の1つとして聞いて欲しい」ということは毎回伝えています。
距離が近い人を客観的に評価するって難しいものですね。
相談の内容は、ESの書き方、業界分析の方法、面接で気をつけるべきことなど、技術的な分野が多いように感じます。
最初はみんな苦労しますが、上記のことは"慣れ"さえすれば誰でもある程度上達していくものです。
就職活動を進めていくうちに、自分に合った方法を見つけていくでしょう。
しかし、相談には「就職活動を終えてもずっと悩み続けてしまうのではないか」と心配してしまう内容もありました。
●『自分に強みなんてない』
●『自分は友人と比べて大したことがない』
●『今まで何も大きな結果が出せていない』
こういった精神面での悩みは、なかなか解決出来るものではありません。
筆者が何かを書くことで心情に変化が起こるかは分かりませんが、"意見の1つ"として読んでみてください。
周囲と比べて、「自分なんてちっぽけな学生だ」と嘆いているあなたに、伝えておきたいことが2つあります。
伝えておきたいことその1:"自分のペース"を大切にして欲しい
結果の大きさや、夢の規模の大きさで人の評価は決まりません。
判断基準は人それぞれです。
目標に向かって努力をしないまま、"自分らしさ"や"頑張り過ぎない"という言葉で逃げるのは論外ですが、あなただけの判断基準を持ってください。
たとえ万が一負けていたとしても、人生単位で見れば、数え切れないほど逆転のチャンスはあるはずなのです。
「周りはどんどん選考に進んでいるのに、自分はまだ何も出来ていない」と悩み、焦ってやみくもに行動してしまうこともあるかもしれません。
そんな時こそ、いま自分にとって本当に必要なことなのか、夢や目標と照らし合わせて冷静に判断してみてください。
また、「自分に強みがない」と考えている方は、大抵の場合"強み"の定義づけが間違っています。
就職活動で聞かれている"強み"は、"社会の中において、唯一無地の存在になれるほどの専門性"ではありません。
「いまのあなたにとって、またはあなたの能力の中で特にどこが優れているのか」を問われているのです。
怠けることと、自分のペースで活動することは似ているようで大きく違います。
気楽に、厳しく、毎日を過ごしていきましょう。
伝えておきたいことその2:過去が無理なら未来を語ろう
面接でアピールするほどの経験や結果が無い、という方は、自分の未来について話してみてください。
新卒採用は、社会人になってからの採用とは違い、我々学生の可能性を大きく考慮して頂けます。
ほとんどの学生は、即戦力ではないのです。
あなたの将来なりたい姿・やりたいことが会社の方向性と合っていれば、興味を持ってもらえると思います。
そして、あなたの将来なりたい姿・やりたいことが本当であれば、おそらくもうすでに何らかの行動を起こしているはずです。
就職活動と並行して、そちらの活動も一生懸命頑張ってみてください。
息抜きにもなりますし、頑張っている姿勢も伝わるのではないでしょうか。
自分では大したことと思っていないことが、意外なほど採用担当の方に評価されることもあります。
自分の可能性をもっと信じてあげてください。
さいごに
暗い気分のまま選考を受けていては、人生に1回しかない"初めての就職活動"なのに何だかもったいない気もします。
就職活動も、過ぎてしまえばあっけないものです。
あっけないからこそ、「やるべき時にはやる、やらない時はやらない」とメリハリをつけて行動してみてください。
就職活動を通じて、社会に出てからも役に立つ知識や技術が身につけられるかもしれませんよ。
当記事が、ほんの少しでもあなたの就職活動の役に立つことが出来れば、幸いです。
(ライター:まちゃ「eco×cawaii project」)