「入社したい会社なのに...」なぜか志望動機が思いつかない2つの理由

2013.1.29  45210Views

説明会に選考会...。
就活が始まると、遊びやアルバイトの予定の代わりに就活の予定で一杯になります。
どれだけ忙しくても、気分転換やゆっくり寝る時間は必ず確保してくださいね。
筆者は最近、「寝落ちするまで寝なければ、かなりの時間を作業に充てられる」というアイディア?を思いつき、数週間ほど実行していましたが、結局体調が悪くなったり、突然何もやる気が起こらなくなったりと、散々な目に合いました。
どんなことでも、メリハリが大事なようです。

さて、今回は志望動機の考え方についてお伝えしたいと思います。
当たり前ですが、志望動機はどの企業の選考でもほぼ100%の確率で問われるので、「志望動機の準備が出来ていない」と「選考を通過することが出来ない」はほぼ同義。
就活全体で考えても、かなり重要度が高い問いだと言っても良いでしょう。

でも、「入社したい!」と思える会社であっても、なぜか志望動機って思いつかなかったりするものです。

志望動機が思いつかないと、
「自分は他の学生よりしっかりしていないのではないか」
「自分の選択は本当は間違っているのではないか」
と落ち込んでしまいがちですが、多くの場合、それらは原因ではありません。

考えられる2つの理由について、お伝えしていきます。

a0002_008013.jpg


理由その1:適切な"切り口"が見つかっていない




志望動機を考える時、みなさんは一体どのように考えていますか? 

"考える"ということは、"自分で自分に適切な質問をしてあげる"ということです。
例えば、
「なぜこの業界に興味を持ったのだろう?」
「なぜこの企業に惹かれたんだろう?」
「なぜこの仕事をやってみたいんだろう?」
「なぜ自分はこう思うんだろう?」
などですね。

質問の起点・切り口が見つかれば見つかるほど、色んなアイディアが浮かびます。

今までに、いくつ自分に質問をしてあげましたか?
今度志望動機を考える時は、意識的に質問の数を増やしてみてください。
志望度が低い会社だと、意外とすぐに考えるのをやめてしまっている印象を受けます。
初めは志望度が低くても、選考を通じて第一希望になるなんてことはザラにあるものです。
自分が想像しているよりも、就活は刺激的な出会いで一杯ですよ。

ほんの少しでも興味を持ったのなら、とりあえず選考まで進んでみてください。


理由その2:自分の将来やりたいことがまだ上手く言語化出来ていない



実は志望動機はほとんど、
『自分は将来こんな姿になりたい(こんなことがしたい)、だから御社を希望しています(御社ではないとダメなんです)』という形に落ち着くことが多いです。

つまり、自分の将来の理想像が明確でないと、志望動機も上手く考えることが出来ません。
頭では分かっていても、意外と言語化出来ていないパターンも多いです。
「自分のことなんてもう分かっている」という方も、もう一度「自分はどうなりたい(こんなことがしたい)」ということを、改めて考えてみましょう。

いずれにせよ、ブラッシュアップしておけばしておくほど、今後に繋がります。


●参考記事:自分のやりたいことを考えるためのヒント


「自分がこうしたい」という観点で考えた後は、

「社会はこうなると良いかも」
「こうなったらもっと便利なのに」

とったように、"社会にどのような価値を与えたいのか"という観点から考えてみるのも良いかもしれませんね。

"社会のために"なんて綺麗ごとだと思っていた時期もありましたが、このような観点で物事を考えるようになってから、驚くほど発想の幅が広がりました。
騙されたと思って、考えてみてください。


さいごに



いかがでしょうか。

「質問の回答は使い回せる」というのは事実ですが、さすがに全てをそのまま使い回すのは不可能ですよね。
予定が詰まってくると、ハッキリ言って1つ1つを丁寧にこなすのは面倒臭いですが、続けていると驚くくらい自分の考えがまとまってきます。

就活を終えた後、1歩成長した自分に出会うためにも、メリハリをつけて頑張っていきましょう!

この記事で、みなさんの就活にほんの少しでもお役に立つことが出来たなら、光栄です。

(ライター:まちゃ)