初めてESを書く人に送る、覚えておいて欲しい4つのこと
2012.12. 4 9934Views
こんにちは、学生ライターのまちゃです。
GDや面接など、実際に同世代の学生や選考官とコミュニケーションを取る選考であれば、実際にあなたの姿が見えているので、"あなたらしさ"は若干言葉足らずでも伝わります。
一方、証明写真以外あなたの姿が見えないESでは、文章だけであなたのことを評価されてしまうのです。
「志望動機」・「今後のビジョン」・「学生時代に頑張ってきたこと」など、口頭で話す場合ですら伝えるのが難しい内容を、限られた字数で伝えなければなりません。
何となく書いてみた、では選考を通過することはおそらく出来ないでしょう。
文章だけで適切に何かを伝えるのは、大変な作業です。
他の選考と同様、ESも書くたびに慣れていくと思われますが、普段レポート以外であまり文章を書く機会が無い方であれば、最初は苦手意識を感じてしまう方も多いのではないでしょうか。
しかし、ほんの少し意識を変えるだけで、文章の読みやすさ、分かりやすさは大きく変わります。
そこで今回は、ESを初めて書く人に覚えておいて欲しい心がまえを、4つにまとめてみました。
その1.自分の所属しているコミュティでしか通じない言葉は使わない
例えば、<学生時代に頑張ってきたこと>の欄にいきなり、
「『Syukatsu Party』の統括をしていました」
と書かれても、一体その『Syukatsu Party』とやらはどんな規模で、どんなコンテンツが用意されているのか分かりませんよね。
読み手は、「Partyと書いてあるから、おそらくイベントだろう」程度の予測しか出来ません。
ESは、あなたのことを全く知らない人が読んでいます。
あなたが所属していたコミュニティの中で通じていた名詞が、どの場所でも使える共通言語とは限りません。
上記の例であれば、「3回生を対象とした、500人規模の就活勉強会の統括をしていました」というような、定量的で誰にでも内容が分かる表現に書きかえるべきです。
その2.「ESでは、自分のことを全て伝え切れるわけがない」と割り切る
自分の良さを出来る限り伝えようと考え、ESに内容を詰め込み過ぎ、一体何を伝えたいのかよく分からなくなってしまうケースがあります。
もともと、企業の方もESだけであなたの全てを理解しようとはしていません。
まずは、「会ってみたいな」・「気になるな」と思ってもらうことが大事です。
それに、ESにもし全てを書いてしまうと、面接で話す内容が無くなってしまいます。
ESでは、「ここの部分を面接でもっと聞いてみたい」と採用担当に感じてもらえるよう、意識的に書くことが重要です。
文章内に、いくつも"罠を仕掛けておく"つもりで書いてみてください。
その3.ESは読み返せば読み返すほど上手くなる
ESに限らず、文章は推敲を重ねた分だけ上手くなるそうです。
自分が書いたものは、書き上げた直後はどうしても良い出来に見えてしまいます。
しかし、時間をおいて読んでみると、必ず修正したい部分が出てくるものです。
誤字・脱字を防ぐためにも、必ず何度も読み返してみてください。
文章を書くのが苦手な方は、最低3回は読み返しましょう。
その4.どうしても書けないなら、他人のESをたくさん読んでみる
「何が何だか分からなくて、1文字も書くことが出来ない」という方もいるかもしれません。
そんな方は、友人・先輩のESや、書籍に載っているESをたくさん読みこみましょう。
まずは、ESがどういった文体で書かれて、どんな内容が書かれることが多いのか、把握してください。
メールやレポートが書けるのは、メールやレポートの"型"を知っているからです。
ESがどういうものなのか分かっていない状況では、何も書けません。
「みんなと同じ内容を書きたくない」という方は、他人のESをあまり読みこもうとしません。
が、人とは違う内容を書きたい方こそ、是非色んなESを読み込んで欲しいと思います。
"他人と同じ"を避けたくても、"他人と同じ"がどんなものなのか分かっていなければ、どうしようもないですよね。
型を破るためには、まず型を知ることが大切です。
※参考記事:「みんなと同じが嫌い」な人こそ読んで欲しい、就活本のススメ
さいごに
いかがでしょうか。文章はとても奥が深く、フレームワークもたくさんあります。
より良いESが書けるよう、日々研究してみてくださいね!
当記事が、少しでもみなさんの就職活動の役に立つことが出来れば、幸いです。
(ライター:まちゃ)