友人との他己分析をただの馴れ合いで終わらせないための2つのポイント
2012.12.26 9064Views
こんにちは、学生ライターのまちゃです。
就職活動では、今までの学生生活と比べて「自分は一体どういう人間なのか?」と考える機会が非常に増えます。
すでに、家族や社会人の方から聞いたアドバイスをもとに、様々な角度から"自分"について考えている方も多いのではないでしょうか。
年上の目線から意見を頂くのも効果的ですが、「素の自分」を1番よく知っているのは、学生生活を長く共にしてきた、みなさんの友人です。
よって、友人と自分について考える、いわゆる他己分析を行うことが推奨されています。
しかし、友人と他己分析を行うと、どうしても馴れ合いで終わってしまうケースが少なくありません。
就活の情報交換という名目で時間をつくったのにも関わらず、結局楽しく飲んで遊んだだけで終わってしまった、という経験はありませんか?
そこで今回は、友人と他己分析をより効果的にするためのポイントを2つ、お伝えします。
ポイント1:事前にゴールと議題を設定する
「今日は、○○の話をして、話が終わった時に△△な状態になっていればいいな」程度の抽象的なゴール・議題で構いません。
基本的にある程度の枠組みをつくっておくだけで、議論の生産性は上がります。
どこに向かって走ればいいのか分からない状態で何かを行うのは、あまり効率的ではないでしょう。
社会人の方が打ち合わせをする際はほぼ必ずと言っていいほど、「アジェンダ」と呼ばれる、『打ち合わせのゴール』・『打ち合わせの議題』などが書かれた書類が事前に配られます。
●客観的に見て、私は何が得意だと思う?
●私のダメだと思うところを言って欲しい
●集団で行動する時、私はどんな存在でいることが多いかな?
など、簡単で構わないので、友人と会う前に質問する内容を決めておきましょう。
ポイント2:色々なコミュニティの友人から意見を聞く
人間は、所属しているコミュニティによって、「演じている"役割"が違う」と言われています。
学校ではとても大人しいのに、塾では冗談ばかり言う小学生もいるそうです。
あなたの中にも、「色んな自分」がいるのではないでしょうか。
先輩ばかりに囲まれて少し固くなっている自分。
気のおけない友人に囲まれて、本音をズバズバと話す自分。
実はあまり真剣に行動していない自分。重要な仕事を任されて責任感に溢れている自分。
どうせ他己分析をしてもらうなら、色んな自分を分析してもらいましょう。
さいごに
いかがでしょうか。
自分のことを聞いてもらったらその分、友人の話もしっかり聞いてあげてくださいね。
就職活動を機に、一気に友情が深まることもあります。
みんなで支え合いながら、就職活動を乗り越えてください。
(ライター:まちゃ)