「正しい面接対策がしたい」方に読んで欲しい、面接に関する2つの誤解
2012.12.11 2582Views
こんにちは、学生ライターのまちゃです。
面接は、ある程度回数を重ねると冗談も言えるようになったり、楽しみながら選考を受けられる方もいます。
しかし、慣れないうちは無駄に恐怖心を抱いてしまいがちです。
就職活動は比較的大袈裟に報道されることが多いので、仕方がないことなのかもしれません。
たくさんの情報の中には、恐怖心を抱かせるだけでなく、学生の誤解を招くような情報もあります。
誤解を抱いたまま面接にのぞむのは、とてももったいないことです。
間違った対策法を取ってしまう危険が生じ、選考にも影響が出ます。
そこで今回は、多くの学生の方が抱いてしまっている、面接に関する誤解を2つあげてみました。
誤解その1:面接に準備は必要ない
内定者の方のインタビューなどで、「面接は全く準備などせず自然体でのぞみました」という発言をときどき見かけますが、果たして本当に準備をしていなかったのでしょうか。
もちろん、内定者の方が嘘をついているわけではないと思いますが、この発言は正確ではないでしょう。
おそらく、先ほどの発言をした方は"面接用に改めて考えをまとめる必要がなかった"だけです。
普段から、自分の考えを何らかの形でまとめる機会があったのだと思います。
人前で突然、MCやプレゼンテーションをすることになった自分を想像してみてください。
何の準備もなく、上手くこなせる自信はありますか?
TVで芸能人の方がまるでアドリブのようにトークを展開している場面を見かけますが、あれは練習や経験の賜物なのです。
台本も用意されている場合がほとんどなので、根拠もなく「アドリブで何とか出来る」とは考えないでください。
『志望動機』、『自己PR』、『挫折経験』など、比較的聞かれることが多い質問には、あらかじめ答えのテンプレートを用意しておくことをおすすめします。
用意したテンプレートを、面接用本番では質問や状況に応じて変化させましょう。
以下の記事に、面接で問われる事例が非常にたくさん掲載されているので、面接前にチェックしておくと良いかもしれません。
●参考記事
「【完全保存版】就活で面接でよく聞かれる質問を100個まとめてみました」(就活の未来)
誤解その2:必ず結論から言わなくてはならない
人間は、4つもしくは5つ以上の物事が提示されると、それらを覚えておくために、何らかの論理的な分類に従って物事をグループ分けしようとするそうです。
よって、結論から意見を述べ、伝えたい内容をグループ化して説明するのは、理にかなっていると言えます。
●参考書籍
『考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則 』 (ダイヤモンド社)
しかし、面接はあくまでも会話です。
質問に対して毎回ガチガチに結論から述べていては、面接官の方に不自然な印象を与えてしまうでしょう。
「エレベーターに乗ってから降りるまでの間に、投資家にどうしてもビジネスプランを伝えなければならない」といった状況であれば話は別ですが、基本的には普段の会話と同じような意識で臨んでください。
"起承転結"でも、別にかまわないのです。
さいごに
いかがでしょうか。
就職活動に正解はありません。
当記事に書いてある内容とはまったく違う意見も存在すると思います。
自分が「正しい」、「納得出来る」と感じた意見を選択して、後悔しない就職活動を送ってくださいね。
(ライター:まちゃ)