グループディスカッションで出現する「クラッシャー」と付き合う4つのコツ
2012.3. 2 32596Views
こんにちは!ライターのSoutaです。
選考の初期段階で行われることが多いグループディスカッション。
多くの場合は「みんなで通過できるようにしようね!」と前向きな言葉と雰囲気に包まれるのですが、中には「周りの就活生は敵だ」と言わんばかりの人もいます。
出会う確率は低いと言えますが、志望度の高い企業で出会ってしまった時に対処法を知らないと悔やんでも悔やみ切れません。
今回はそんなGDで厄介なクラッシャーの4類型と対処法をお伝えします。
パターン1:「否定クラッシャー」にはこちらから発言を促す
出た意見に対してすべて否定的な意見で応答するタイプです。
建設的な批判であれば議論を活性化させる材料になるため良いのですが、
そうでない場合、否定的な意見に対しての議論に移ってしまうので、短い時間の中で結論に辿りつけないこともあります。
そのため、このタイプには逆にこちらから話を振りましょう。
「ここなら否定があってもいいな」というこちらのタイミングで発言を促せば
議論がそれることも、雰囲気が悪くなることもなくなります。
パターン2:「脱線クラッシャー」は引き延ばす
「それよりも~の方が大事じゃない?」と、今までの議論の流れを無視して新しい論点を提示して混乱させるタイプです。
俯瞰できている場合はよいのですが、重箱の隅をつつくような細かい論点も多く、ここから結論に辿りつくのは時間的にも厳しいことが多いです。
このタイプには「それいいね、時間があれば最後に話したいから覚えておいて」と受け入れて引き延ばすことで対処できます。
パターン3:「達観クラッシャー」は誉めて仲間にする
妙に議論慣れしていて冷静であるが、どこか他人事のような雰囲気を醸し出して議論の熱を冷ますタイプです。
このタイプには「あなたと私は違うんです」とプライドが高いことが多いため、「そのまとめ方、助かる!」などへりくだるような誉め方で相手の居場所を与えて、輪の中に入れていくことが大切です。
パターン4:「プロセスクラッシャー」にはプレゼン練習を確保しておく
プレゼンで今までの議論を無視して自分の意見を述べ始めるタイプです。
このタイプは議論の最中に見極めるのが難しく強敵と言えます。
そのため、対処法としては、GDが始める際に予めプレゼンの練習時間を確保しておくことです。
そうすればプレゼンという最終的な成果に対してメンバー全員で確認することができ、出現率を下げることができます。
最後に~クラッシャーは明日の自分の姿~
いかがでしたでしょうか?
「会ったことないよ」「自分はクラッシャーになんてならないよ」という方がほとんだと思います。
しかし、クラッシャーの多くは、
「通過したい!」という思いが空回りしてしまったり、
「目立たないと!」「何か意見しないと!」という焦りから誕生します。
悪気があるわけではなく、一生懸命なのです。
かくいう私は達観クラッシャーになることが多かったと反省しています...。
みなさんはクラッシャーに出会ったら「自分もそういった側面あるな」と自分事と捉えて温かく接してあげましょう。
「~なクラッシャーがいたよ!」といった声もお聞かせ頂けると嬉しいです。
応援しています!
(ライター:佐野創太「ライティングパートナー」)