どうしてもエントリーシートを全て提出しきれない時の「取捨選択」3つのポイント
2012.1.20 8263Views
こんにちは、ライターのKSGです。
エントリーシートの提出が始まると、どこかのタイミングでエントリーシートのピークがきます。
なかには、「全てのエントリーシートを書き上げることが時間的にも、気力的にも厳しい」という方がいらっしゃると思います。
そこで、本日は、エントリーシートを提出する企業を取捨選択する方法をご紹介してきます!
1.取捨選択を行う勇気を持とう!
1社のエントリーシートを完成させるのに、最低でも2~3時間、下手をすれば数日はかかります。
仮に、1週間で10社のエントリーシートを提出しなければならないとしましょう。
1日あたり1~2社書いていけば10社すべてに提出することも可能かもしれませんが、説明会やOBOG訪問などもありますから、すべて提出するのは時間的にも気力的にも厳しい場合があります。
そうなってしまった場合、エントリーシートを提出する企業を取捨選択し、何社かエントリーを諦めるのも一つの手段です。
10社のエントリーシートを中途半端な質で提出するのであれば、5社のエントリーシートを高いクオリティで完成させる方がいい、と筆者は考えています。
もちろん、エントリーシートを提出できるに越したことはありませんが、エントリーシートをしっかり書いておかないと面接へ進むことはできませんので、「取捨選択」は就活において非常に重要な要素になってきます。
2.提出する企業、しない企業の選び方
一定期間に締め切りが集中してしまい、エントリーシートをすべて提出することが困難になった場合に備えて、取捨選択の基準を定めておくといいですね。
ここでは、エントリーシートを提出する企業を取捨選択する際の判断基準をご紹介します。
◆企業を志望度順に並べてみる
一定期間にエントリーシートを提出しなければならない企業を志望順に並べてみましょう。
そして、志望度の最も低い企業から下位数社を選び、エントリーシートの提出を取りやめます。
この方法は、エントリーシートを出す、出さないという決定だけではなく、自分の志望度も明確化することができる手段にもなっています。
オススメは、日頃から志望度を企業ごとにつけておくことです。
説明会やOBOG訪問の感想を日記のような形で残しておくのもいいですね。
上記の例で見ると、志望度が一番低いA工業のエントリーシートを断念することになります。
B商社とC商会は是非エントリーシートを提出していただきたいです。
◆志望動機が思いつくか?
また、志望動機を一度考えてみたり、紙に箇条書きで書き出したりするのも有効な手段として挙げられます。
「○○事業部が興味深い」、「この部署で仕事をしてみたい」といった断片的なもので構いません。
いくつか断片的な志望動機が出てきた企業については、しっかりとエントリーシートを提出しましょう。
一方で、何も思いつかない場合には、エントリーシートの提出を取りやめる十分な理由になり得ます。
なお、この方法では、1社当たり多くても10分位で終えるようにしましょう。悩んでいる時間の方がもったいないですからね。
◆スケジュールとの兼ね合いも忘れずに!
スケジュールとの兼ね合いも重要です。
余裕のない時期にエントリーシートのピークが重なってしまった場合には、上記2つの方法で取捨選択をしてください。
しかし、スケジュールに余裕がある場合には、すべての企業のエントリーシートに立ち向かいましょう。
取捨選択が「逃げ」にならないように注意してください。
3.どうしても優劣をつけられない場合には...
「どうしても全ての企業にエントリーシートを提出したい!」という場合には、説明会など就活の予定、もしくはプライベートの予定を削って時間を捻出しましょう。
説明会など就活関連の用事をキャンセルすることは非常に勇気のいることです。
しかし、説明会は必ずしも参加を強制されるものではありません。
説明会で採用担当が行う説明よりも、自分で企業研究した方が質の高いものになることも多いです。
エントリーシートを提出する際に企業研究すればいいわけですから、
どうしても時間が足りなくてエントリーシートを提出しきれなさそうな場合には、説明会などをキャンセルしてもいいでしょう。
さいごに
いかがでしたか?
今回の記事では、「どうしてもエントリーシートをすべて出すのが困難である」という状況に対して解決策を提示させていただきました。
本来であれば、的確なスケジュール管理を行い、全ての説明会やエントリーシートをこなすのが最高のパフォーマンスですので、
安易に捨ててしまうのは避けた方がよいです。
必ず「提出する」と決めた企業については必死にエントリーシートを書いていきましょう。
エントリーシートの提出を断念した企業1社であれば1社分の、2社であれば2社分の、時間的、気力的な余裕が生まれているはずです。
その余裕を提出すると決めた企業のエントリーシートに注ぎ込んでください。
そうすれば、十分にクオリティの高いエントリーシートが完成するはずです。
頑張っていきましょう!
それでは、また。
ライター:KSG(「就職活動支援サークル よこりく 」)