甘く見てはいけない!「志望動機」の6つのタブー
2011.8.11 82224Views
こんにちは、学生ライターのSHUNです。
就職活動を進めている方なら誰でも悩む「志望動機」、皆さんは納得のいくものが考えられていますか?
本来は、心から入りたい会社なら自然としっかりした志望動機が頭に浮かぶべきものですが、何十社も受ける場合そうはいかず、内容が疎かになってしまいがちです。
しかし、甘くみてはいけません。
ESや面接を通じて何千回と志望動機を聞いてきた人事担当者ならば「この学生は適当に考えてるな」「ウチへの志望度はそんなに高くないな」と、軽く見破ってしまいます。
今回は、そんな志望動機の「タブー」を6つ、紹介します。
現在就職活動中の皆さんは、ぜひ自分の志望動機のチェック項目として確認してみてください。
1. 裏付けもなく、抽象的な用語を多用する:「グローバル」はもはや禁句!
よく就活生の志望動機で、「グローバルに活躍出来るから」「モチベーションをしっかり持って仕事が出来るから」など、抽象的なカタカナワードを多用するふわふわした内容を散見します。
大した裏付けもなくこのような抽象的な用語を多用するのはタブーだと考えましょう。
なぜそう思うのかを徹底的に考え抜いて、具体的な自分の経験や根拠となる業界事情などをしっかりと内容に加え、宙に浮いたカタカナワードに根を張らせてください。
2. 自分の個性が無い、誰でも書ける内容である:自分の「色」を加えよう!
「業界No.1だから」「優秀な人材が揃っている」など、誰でも書ける内容に終始していませんか。
気が遠くなる程の志望動機を見てきた人事担当者が、そんな内容を聞いて「この学生、いいな」と思うでしょうか。
可能な限り自分の色を加え、他の候補者の誰も書かない・もしくは誰も書けない志望動機を心がけてください。
どうやって色を加えるかは自由ですが、志望動機に至った経緯としての自分の実績や経験を加味するのもアリ、実際の社員から聞いた生の話を加えるのもアリ、志望動機自体をユニークな内容にするのもアリです。
3. 誤った情報を使っている:勘違い学生になってはいけない!
国内シェア2位なのに「国内シェア1位の御社が~」、社長名は田中なのに「御社の鈴木社長が~」...信じられないかもしれませんが、こういったミスは往々にして見られます。
どんな誠実な候補者に見えても、こういった誤った情報を胸を張って話している姿はやるせなく、選考でも命取りに成り得ます。
優しい人事ならば正してくれるかもしれませんが、スルーして落とす場合も多いでしょう。
あまりにも初歩的なことではありますが、自分が扱う情報が正しいかどうかは念を入れて確認しましょう。
4. 主観のみ、客観のみに徹している:バランスの良い内容を心掛けよう!
志望動機が自分自身の経験で終始してしまっている人、逆に自分の情報はゼロで客観的な話で終始してしまっている人は、今一度主観・客観のバランスを確認しましょう。
人事担当者は当然のごとく、候補者であるあなたがどんな理由で会社を志望しているのかを知りたがっています。
そこには「どんな人間がどういう経緯で志望するに至ったのか」「このご時世で、山ほどある会社の中でなぜウチなのか」といったように、主観と客観両方の質問意図が含まれています。
その質問の意図を満たす内容にするには、自分自身の主観の情報と、自分以外の客観的な情報がバランス良く含まれている必要があります。
5. 会社中心ではなく自分中心の内容:「成長できる」「研修が整ってる」は危険!
会社側は、自分自身の成長をメインで考える人材ではなく、会社を成長させてくれる人材を探しています。
ここをはき違えて、「御社は~や~といった研修が整っており、成長する場として最適だから」「刺激的な場で、様々なスキルを身につけられるから」といった内容を熱く語る学生がいます。
人事担当者の立場になって考えれば、このような内容を聞いて「この学生に入って欲しい」とは思わないことは明らかでしょう。
あくまで会社が成長する為の人材採用であることを自覚し、なぜその一端になりたいのか、そしてなぜ自分がその一端として活躍できるのかを考えてみて下さい。
6. 内容に筋が通っていない:しっかりしたロジックの組み立ては前提!
「私は元々企画運営に興味があったので、テレビ業界に入りたい」といったように、自分の中では筋が通っていても、客観的に聞いたら筋が通っていないケースが多くあります。
じゃあメーカーは?
広告業界は?
そもそもどんな内容の企画?
と、筋の無い志望動機はツッコミ所満載です。
筋が通っていない付け焼き刃の志望動機だと、上記のようにツッコミを受けても何も答えられない可能性があります。
自分の志望動機の一言一言がしっかり理に適っており、因果関係がハッキリしているかを確認してください。
理想は、最初から最後まで綺麗に一貫性のある志望理由です。
さいごに
いかがでしたか。
今一度自分の志望動機を振り返ってみて上記のいずれかに該当している場合、「修正の余地あり」です。
選考突破の為、妥協することなく高い評価を得る志望動機を目指して下さい!
(ライター:SHUN)