業界を絞りすぎると危険!?業界を絞る際の3つのポイント
2011.7.11 8876Views
こんにちは、ライターのKSGです!
皆さんは就活を進めていくうえで、就活の「軸」(業界・会社選びの基準)をお持ちですか?
「軸」は就活の羅針盤になるものなので、「軸」をしっかりと考えることは必要です。
ですが、「業界」を絞りすぎることにはメリットとともにデメリットもあることにお気づきでしょうか?
次の3点でその理由を説明します。
1.就活は社会を広く見るチャンス!
業界を「絞る」・「絞らない」の議論の前に、就活が社会を広く見るチャンスであることは前提として覚えておいてください。
就活でお会いしたOBからは、「社会人は自分の会社しか詳しく知れないから、学生のうちによく見ておきなさい」と必ず言われました。
会社説明会では経営戦略などを相当踏み込んで教えてくれますし、大抵の質問に答えていただけます。
就活という機会を最大限生かし、さまざまな業界や企業に触れてみることも大切なことです。
2.業界を絞るメリット・デメリット
就活の意義について確認したところで、次は「業界絞り」について考えてみましょう。
まずはメリットとデメリットを挙げていきます。
■メリット
・業界を絞ることで業界研究や企業研究の時間がとりやすい。
・志望業界のみを見ることができるので、就活のモチベーションがあがる。
・内定をとることができれば、あこがれの業界で働くことができるし、
その後も高いモチベーションを持って働ける。
■デメリット
・視野が狭く、自分の可能性を狭めている可能性もある。
・自分とその業界の相性が悪かった場合、内定に至らない可能性が高い。
・志望する業界がダメだった場合、他の業界を見ようとしてもモチベーションが上がらない。
こうして比較してみると、業界を絞ることはハイリターンであると同時にハイリスクであることが分かります。
自分の希望する業界、企業から内定をいただければ万々歳ですが、失敗した時には「あのとき業界を絞らなきゃ良かった・・・」と後悔することも多々あるようです。
3.業界を絞る就活のポイント
ですが、すでに書いた通り、業界を絞った就活には大きなメリットもあります。
業界を絞った就活をするときのポイントをご紹介します。
■合同企業説明会へ積極的に参加
就活初期に多く開催される合説へ数回参加し、色々な業界の説明を聞くことで「視野の狭さ」を補うことができます。
■徹底的な業界分析と自己分析
業界を絞った分だけ、選考を受けられる企業数も少なくなります。
その数少ないチャンスを生かすためには、己と相手を熟知する必要があります。
OB/OG訪問や業界紙などから価値のある情報を得て、他の就活生との差別化を図ってください。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
「○○業界にしか興味がない」という方もいらっしゃるかもしれませんが、就活を通じて様々な業界・企業のことを勉強しておくことは就活にもプラスになりますし、社会人になってから様々な業界と取引をする可能性が高いので、社会に出てからも非常に役立つことなのです。
視野を広く持ちつつ、自らの目標に向かっていきましょう!
それでは、また。
(ライター:KSG 「就職活動支援サークル よこりく」代表)