大手=安定は間違い!?安定志向の方へ今一度考えて欲しい4つのポイント
2011.6.20 2706Views
こんにちは!ライターのKSGです。
今回は「安定しているから」という理由で大手企業への就職を目指す皆さんへ、今一度考えて欲しいことを4つお伝えします。
「大手=安定している=働きやすい」という図式は今日で捨て去ったほうがいいです。
なんとなく大手がいいかな...
周りが大手を受けるから私も大手がいいな...
などと、無意識のうちに大手志向になっている人もよくいますので、最後まで読んでよく考えてみてくださいね!
1.大手企業が大手企業であり続けている理由
皆さんは、大手企業が大手企業であり続けている理由を考えてみたことがあるでしょうか?
大手企業が大手であり続けられるのは、大手であり続けるための努力をしているからです。
こんな当たり前のこと言うと笑われてしまいますよね(苦笑)
ですが、大手企業の努力は文字で表すことができないほど凄まじいものなのです。
当然、大手企業にもライバル会社がいます。
そして業界トップクラスの企業群は「我こそがリーディングカンパニー」と主張して熾烈な競争を繰り広げています。
競争を勝ち抜くために、必死になって大手企業の皆さんは働き続けています。
業界のトップ企業、大手であるための努力は本当に大変です。
まずこの事実をもう一度考えてみてください。
2.高額な給料は多忙な日々への対価である
よく「年収は絶対に高いところがいい」という理由で大手を目指す人がいます。
確かに仕事のモチベーションを維持するためには、お給料が大事になってくるでしょう。
ですが、年収が高いということはそれだけ仕事も忙しいということを忘れないでください。
就活中に出会った人事コンサルタントの方が次のようにおっしゃっていました。
「大企業の採用担当者たちとは頻繁にメールのやり取りをするけど、メールの返信はほとんどが夜中だよ。お給料がいいってことはそれだけ仕事が忙しい。大手は激務だよ。」
「大手は仕事も楽で、年収もいい」
という都合のいい話はないと思った方がいいでしょう。
3.大手企業の求めるレベルは高い!
常にライバル企業との熾烈な争いを繰り広げている大手企業ですが、その努力は採用活動にも顕著に現れます。
近年の大手企業の採用方針は「厳選採用」です。
ライバル企業との競争に打ち勝つために、将来的に会社に貢献してくれるであろう人材を企業は求めています。
当然、自社にふさわしい人材であると判断されなければ採用はされません。
採用予定数を下回ってしまっても、優秀でなければ採用はしない傾向にあります。
逆に、優秀な学生を見つけた場合には、たとえ他社から内定が出た学生でも欲しくなるわけなので、優秀な学生は複数企業から内定が出ることになります。
有能な人材に内定が集中してしまうのも頷ける話なのです。
求めるレベルと認められるためにも、相当な努力と覚悟が必要になってくることを、覚えておいてください。
4.単純な大手志向からの脱却方法
最後に、短絡的に大手企業を志向しないための方法をご紹介します!
方法はたった一つ。
「自分が何をしたいのか、そしてやりたい仕事ができるフィールドはどこか?」
を問い直してみてください。
私は先ほどご紹介した人事コンサルタントの方からお話を伺った後に、大手を受けようかどうか迷いました。
しかし「大手企業には伝統とノウハウ、そして優秀な人材が揃っている。
そのような厳しくも恵まれた環境で日本一、世界一の仕事がしたい。」と改めて思い、その後の大手企業の選考に臨みました。
また、あなたがやりたいことは大手以外の企業でも叶えられるかもしれません。
今一度、自分が何をしたいのかを考えてみてくださいね。
さいごに
いかがでしたか?
大学3年生の皆さんには企業や業界、就活のことを考える時間がまだまだあります。
エントリーシートの提出や面接が本格化する前に、自分なりの就活哲学をある程度持っているといいですね!
それでは、また次回お会いしましょう!
(ライター:KSG 「就職活動支援サークル よこりく」代表)