面接や内定を辞退する時の断り方

2011.5.24  349387Views

今回は、面接や内定を辞退するときの断り方をお伝えします。

先に内定が出たところで決めることになった、
面接に進んでいくうちに志望度がだいぶ下がってしまった等、
選考に進むうちに企業に辞退を伝えることも出てくるかもしれません。

ただ、辞退を伝えるのって勇気いりますよね。
しっかりと丁寧に伝えれば、企業も理解してくれます。

そこで覚えておきたい、辞退する時の断り方をお教えします。
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基本はメールよりも電話で伝えよう



選考が進めば進むほど、残っている人数も少なくなり、
企業側から「入ってくれるのかも...」という期待度も大きくなります。
そのような時にいきなりメールで辞退の連絡がくると、
「なんて礼儀のない人なんだ」と思われてしまいます。

メールは便利ですが、相手に対して誠意が伝わりづらいです。
社会人になると、相手に何かしてもらった後にお断りの連絡をする際には、
基本的に電話で伝えます。

1次面接等の初期の段階であれば、
受けている人数も多いためメールでの連絡でも構いませんが、
選考が進んでいる面接(最終面接や最終前)を辞退する際には、
メールよりも電話できちんと伝えましょう。

また、内々定や内定を辞退するにも電話で伝えても問題ありません。
しかしながら、電話で伝えると「来てください」と言われる可能性も高く、
ちゃんと誠意を伝えるためにも企業を直接訪問して、辞退する旨を伝えたほうが無難です。

<参考記事>
電話の掛け方・受け方のマナー

メールの書き方のマナー


内定承諾後の辞退は細心の注意を


しかしながら、一番気をつけたいのは内定承諾後の辞退です。

企業は内定を出した後に「内定承諾書」を発行し、
就活生側は内定を承諾するのであればその旨をサインします。

この内定承諾書は法的な拘束力はありません。
企業と学生の約束書のようなものです。

しかしながら、企業としては「この人は入ってくれるんだ」と理解して、
入社に向けた準備を始めます。

辞退をされると企業も痛手を被りますので、
辞退するのであればなるべく早めに、誠意を持って伝えましょう。

新卒採用では辞退を見込んで採用しているケースもありますが、
辞退して当然という態度では臨まないようにしてくださいね。


引き留めがあることは心得ておこう



あなたが企業にとって欲しい人であれば欲しい人であるほど、
企業は引き留めにかかります。

特に内定辞退をされると、採用予定人数に満たなくなることもあるため、
必死に止めにきます。

少なからず、引き留めらることは心得ておきましょう。


辞退する理由はしっかりと伝えよう



「他社で内定が出たため」
「他社は~~という点で魅力に感じたため」
「~~という点から辞退したいと思ったため」

等、断る時には、理由はちゃんと考えてから臨みましょう。
「なんとなく」では、相手は納得しませんよ。

また、理由を伝えても相手が納得しない場合、反論されます。
それもしっかりと受け止め、自分なりの考えを伝えて納得してもらいましょう。


本当に辞退すべきなのか?は良く考えてから伝えよう



一度辞退してしまうと、「やっぱり...」と再チャレンジすることは至難の業です。

特に選考初期の段階だと、見えている情報が少ないため、
「このまま進んでよいものか」と悩みがちです。

完璧な会社などありません。
悩むのであれば、まずは進んでみて、自分でも納得がいくまで情報を集めて、
納得のいく答えを出すようにしてみてください。
そこからの辞退でも遅くはないはずです。

<参考記事>
第一志望から内々定!決断できないのは、誰のせい?

就活は内定が出て終わりではない!その会社に行く覚悟はありますか?


さいごに



いかがでしたでしょうか。

就活で関わった企業は、社会人になってから取引先として関わってくる企業であることも多いです。
その時に「変な辞退の仕方をしてしまったから気まずいなあ...」
と思いたくありませんよね。

辞退するというのは、企業に対して失礼ではあります。
だからこそ、誠意を持って丁寧に対応していくようにしましょう。