グループディスカッション(GD)に悩んだときの対処法
2011.2.10 23131Views
こんにちは、ライターのAYAKAです。
今回は一次面接に多い、グループディスカッションについてです。
グループディスカッション(GD)とは
もう何度か経験したことがあるという人もいると思いますが簡単にGDについて説明します。
4~10人くらいで企業が出したお題について15~30分間議論しあうのがGDです。
主にGDは大きく分けて種類が2つあります。
1つは、渡される資料があまりない状態の「ヴィジョン型」。
ex) 弊社の10年後について etc
もう1つは、細かい資料が渡される「状況設定型」です。
ex) A、B、Cの競合の情報が提示され、
その中で弊社が新たに店舗を拡大するには1、2、3のどの地域に出店するのがよいか etc
それぞれに特徴があるので、練習することによって自分の役割を変えることも選考突破の有効的な手段です。
勘違いしてはいけないのですが、GDでは一人ひとりの対人関係能力や、視点、傾聴力、などについて見ています。
「団体での最上の答えを求めている」のであって、決して「個人技の素晴らしさ」を求めているのではないということを理解してください。
(たまに例外の企業もあることも事実です)
GDに悩んだときの対処法
日本の学生にとってGDは就職活動をするときになって初めて出会うという学生が多いです。
そのような文化が根付いているのがそもそも悪いのですが、言い訳がましいことも言っていられません。
避けて通れないのが、GD。
そして、学歴差別はない。といいつつも、
「グループになってみたら、T大だらけ!」
「院生がいっぱいで論理固めにされて、話についていけてない!」
という状況に陥ることもあります。
世の中自分よりすごい人たちは星の数ほどいます。
ただ氷山の一角を見たに過ぎないのですが、就職活動をしている学生にとっては緊張の中の出会いであることが多いので、他人が余計に大きく見えます。
自分よりも大きく見えてしまう相手に戦う時は、戦略が必要です。
まずは、傾聴しましょう。
その上で自己主張する姿勢で臨むように心がけましょう。
自分の話を聞いてほしい!と思っている間は誰も自分の話を聞いてはくれません。
あなたが相手の話を聞くからこそ、相手もそれに応えてくれるのです。
コミュニケーションの基本ですね。
オススメしたい着眼点
そして、考え方としてお伝えしたいことが以下です。
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物事は両面からみる。
それでは平凡な答えが出るにすぎず、知恵は湧いてこない。
いまひとつ、とんでもない角度 -つまり天の一角から見おろすか、虚空の一点を設定してそこから見おろすか、どちらかしてみれば問題はずいぶんかわってくる。
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司馬遼太郎の「夏草の賦」という本の言葉です。
両面から見て解決できなければ、また違う方向から見てみると解決の糸口が出てくるのだということですね。
「いまいち皆の心をうまくとらえる発言ができない」という時に、
この言葉を思い出してください。
意外な着眼点で、GDの席はあなたが注目の的になれるかもしれません。
さいごに
せっかくESが通って一次面接にまでこれたのに、GDで自分を出し切れずに企業とさよならしなくてはいけないのは悔しさが残ります。
就活が本格化すると本当に「怒涛」という言葉がぴったりな日々になります。
このときこそ跳躍できるチャンスですよ。