業界研究:広告業界編
2010.11.29 6202Views
こんにちは、編集部スタッフです。
今回は業界研究について。まずは広告業界編です。
既存メディアに加えてインターネットが隆盛となり、各社様々な手法を用いて広告を展開しています。
広告の種類とは?
様々な広告の種類があります。
1.いわゆる「4マス」と呼ばれるもの
TVCM、新聞、雑誌、ラジオ
2.交通広告
電車内の中づり広告や駅構内の広告、車外ラッピング広告等
3.屋外広告
看板、屋上看板、ビルの壁面看板、大型ビジョン等
4.SP(セールスプロモーション系)
ダイレクトメール、新聞折り込み広告、フリーペーパー、POP等
5.インターネット広告
テキスト広告、バナー広告、リスティング広告、DM、モバイル広告等
※2、3と4の一部(POP)を合わせてOOH(Out of Home)とも呼びます。
金額として一番大きなものは、4マスの中のTVCM。
昔は4マスが主流でしたが、最近はネット広告が隆盛となり、売上は雑誌広告を抜いています。
また、上記の中の広告を組み合わせた様々な手法が出てきています。
広告業界の仕組み(4マスなどの広告)
取引先から「広告を出したい」と依頼が広告代理店に入り、
何を誰に伝えたいのかを考えた上で、
何のメディアを使うのが一番効果が出るか検討し、決定します。
広告代理店では、営業が取引先との調整・交渉をメインに担当します。
社内にはクリエーティブディレクターやコピーライター、メディアバイイング担当等がいて、
取引先の打ち合わせ内容を元に社内を動かし、
広告を完成させていきます。
広告業界の仕組み(ネット広告)
また、ネット広告業界だと図式が多少変わります。
インターネット専業の広告代理店がいます。
サイバーエージェントやオプト、セプテーニなどが代表格です。
例えば、取引先にTVCMと連動したネット広告を提案する際に、
ネット広告のプロとしてネット広告専業代理店が入ることがあります。
なぜこのような形になったかというと、
インターネットは相当数の媒体があり、また業界動向もすさまじい勢いで変わっていくため、
「このターゲットに合う媒体はこれだ」ということを把握することが至難の業です。
そのため、インターネット広告のプロとして、
代理店が業界動向と各媒体状況を把握し、情報を提供しています。
(このような形態はメディアレップと呼ばれています)
※SP代理店も同じように、他代理店から案件の一部を請け負うという形態を取っています。
しかし、ネット専業の代理店も売上を順調に伸ばしているため、
他の代理店を介さずに取引先と直接やり取りしたり、
コンペの際に電通と争う...ということも日常茶飯事。
ネット専業代理店も、時代と共にその姿を変化させています。
広告提案の様々な手法
昔のように、TVCMを打てば売上が伸びる...というわけにはいかなくなりました。
購買行動が変わってきているためです。
そのため、広告も様々な手法を用いて展開しています。
ちょっと新しい手法をお教えします。
・口コミマーケティング
いわゆるバズマーケティングとも呼ばれるもので、口コミで購買に繋げるものです。
例えば、ブロガーを集めて商品を試せるイベントを実施し、感想をブログに書いてもらい、読者に訴求したり。
また、最近ではソーシャルメディアを活用する事例も増えてきており、SNSを使ったキャンペーンや告知なども行われています。
・クロスメディアマーケティング
異なるメディアを組み合わせて、広告効果を最大にするものです。
例えば、TVCMでよくみられる「続きはWEBで」というものもそうです。
最近では、一つだけのメディアを使うことはまれで、複数のメディアを組み合わせて、効果を最大化する戦略を取るケースが多くなっています。
最後に
いかがでしたでしょうか。
変動が続く広告業界。気になった方は更に詳しく調べてみてください。